北岳バットレス Bガリーから第4尾根

2024-10-12
〈メンバー〉
L:まろん SL:ひーぼー
〈コースタイム〉
10/12(土)
7:05広河原
9:20白根御池小屋 
10:15テント設営後下見出発
12:10Bガリー大滝
14:30白根御池小屋
10/13(日)
2:45白根御池小屋
5:00Bガリー大滝
6:30ヒドンスラブ
7:30第4尾根取付
7:50登攀開始
11:20登攀終了
12:05北岳山頂
14:15白根御池小屋 テント撤収
16:20広河原


4年越しの北岳バットレスに登ってきました。
9月の三連休は2回共天候に恵まれず延期。
三日間共晴れ予報で絶好のチャンスです。
10/11(金)19時に関西を出発し、
10/12(土)1:30市営芦安駐車場に到着。
それでもちょっと飲んでから2:30就寝。
始発の5:15のバスに乗る為4:00に目覚ましをかけていたのに寝過ごしてしまい起きたら5:05!
始発には間に合わないが、バタバタで用意しなんとか5:30のバスで広河原へ。
テン泊装備に登攀道具の重荷にひーひー言いながら白根御池に到着。
テントを張ったらすぐに下見に出発します。
1時間程でバットレス沢に到着。
目印の大岩の右側のガレ沢を上がっていきました。さらに1時間でBガリー大滝に到着。
雨が降らないだろうと、取り付きにロープと登攀道具をビニールと防水ザック二重にしてデポしました。帰りは草つきを降りて行きましたが、暗い中ガレ沢を上がるよりはこちらの方がいいのではないかと翌朝はこちらのルートに決定。
目印を確認して白根御池に戻りました。

Bガリー大滝をバックに

東京のクライマーと一緒に飲みながらモツ鍋で宴会、7時には就寝。
2時起床、2:45出発。既に出発しているパーティもおり、後続も続々。
取付に一刻も早く着きたい気持ちで焦る私に、焦っても仕方ないよとひーぼーさん。下見をしていても暗いとわかりづらく、間違えてC沢を超えたところまで行って戻ってきて、やっと昨日確認した目印のテープを見つけました。
予定通り5:00にBガリー大滝に到着しましたが2パーティ先にいて、寒くてガタガタ震えながら順番待ち。後から来たガイドパーティは待ちきれないのか横のルートから登り始めましたが、ガラガラと落石させていました。
5:20頃1p目登攀開始。3pでBガリー大滝終了点へ。ロープをまとめ、左の草付きから歩いてCガリーを渡りヒドンスラブへ到着。
一応ロープを出し、左に巻きながら1pで登ると4尾根の取付に到着。5尾根から来たパーティと先行のガイドパーティがいてここで少し順番待ち。
7:454尾根登攀開始。
1p目Ⅳ+クラック
2p目Ⅲ階段上の岩場
3p目Ⅲ白い岩のクラック
4p目Ⅲフェースからリッジ
5p目Ⅳ+三角形の垂壁、リッジ通称マッチ箱
20m懸垂
6p目Ⅳカンテ、クラック
7p目Ⅲ+フェースからカンテ、枯れ木のテラスで切らずにナイフリッジをトラバース
8p目Ⅳ+城塞ハング

城塞ハングの手前より振り返って
6p目終了点にひーぼーさん
後ろがマッチ箱より懸垂する後続パーティ

登攀終了後足は重く、30分かけて12:05北岳山頂へ。途中急激にしんどくなり、心が折れそうでしたが、ひーぼーさんが先行して引っ張ってくれたおかげです。

朝からロールパン一個しか食べていなかったので少し休憩して白根御池へ向け下山。
14:15に到着し、もう一泊する予定でしたが最終のバスに間に合いそうなので急いでテントを撤収して広河原へ下りました。
甲府に出て、バットレスの祝杯をあげ一泊して帰阪しました。
バットレスはクライミング自体より、アプローチの大変さ、体力勝負だと思いました。
左肩、左腕の調子が良くない中一緒に行ってくれたひーぼーさんに感謝です。