北アルプス黒部源流トレッキング

2024-09-13
北アルプス黒部源流トレッキング
2024年9月9日から12日(三泊四日)(メンバー:はむくん、クリンさん)
1日目(9日) 折立登山口・・・太郎平小屋・・・薬師沢小屋
    めっちゃ暑くて熱中症になりそうでした。
2日目(10日) 薬師沢小屋から黒部川を遡り岩苔乗越(約7時間半)そして水晶小屋
 赤木沢から上流の黒部源流域をずっと歩きたかったのですが、やっとタイミングが合って行くことができました。赤木沢出合以降は滝もなくのんびりとゴーロ歩き。きれいです。三俣山荘と雲ノ平山荘をつなぐ道が黒部源流を横切る渡渉点にロープが張ってあるのですが、一応そこがゴール。それから岩苔乗越まで黒部源流を横に見ながら登山道を歩きました。この最後の登りはきつくて疲れたのですが歩き通すことができて感無量です。

赤木沢出合を上流から 左が赤木沢

黒部五郎から流れる五郎沢出合付近

そろそろ終わり、登山道近く

3日目(11日) 水晶岳・・温泉沢ノ頭・・高天原温泉・・高天原峠・・大東新道・・薬師沢小屋
 しんどかったです。ちょっと計画を欲張りすぎました。大東新道を歩いてみたくて、高天原峠までどう行くか、雲ノ平付近の道は歩いたことがあるので水晶岳を越えて温泉沢を下って高天原経由で行くことにしたのですが、とにかくしんどかったです。高天原温泉も特に入る気はなかったのですが、出会う人出会う人が「あの温泉はいいよ」と言うのでせっかくなので入りました。あー気持ちよかった。大東新道をヘロヘロで進みやっとB沢出合で黒部川に降り立つことができました。ここもまた美しい。元気がでます。そこから、河原を歩いたり登山道を歩いたり好き勝手に歩きました。黒部川づくしのトレッキングも薬師沢小屋の赤い吊り橋でフィナーレを迎えました。

4日目(12日) 薬師沢の枝沢から太郎平小屋・・・折立登山口
 『黒部へ 黒部八千八谷に魅せられて』志水哲也(白山書房1999)で「出合からしばらくは平凡なゴーロなのだが、美しい滝が連続し、滝の登攀はどれも快適に直登できて楽しい。源流は美しいナメ小滝を重ねて、チングルマのお花畑に消え、ヤブこぎもなく登山道に飛び出すことができる。・・景観は赤木沢の方が美しいと言えるだろうが、遡行内容はこちらの方がおもしろいのでは・・・。ほとんど知られておらず、こんなに楽しい沢登りが満喫できるというのも、たいへん愉快なのである。」と書かれてあるのを読んでずっと行きたかった沢です。本に書かれてある通り、いやそれ以上に快適で楽しかったです。3日間の疲れでヘロヘロだったのですが、沢に入ってスイッチが入って狂喜乱舞。滝を登りながら、前方にはアルプスの稜線、振り返ると昨日登った水晶岳、いやー沢登りをやっていないと見ることができない景色に出会えて本当によかったです。
 こんな個人的な好みのコースに付き合ってくださったクリンさん、本当にありがとうございました。お陰様で無事歩き通すことができました。