伊吹山 地獄谷(有志山行)

2023-04-17
参加メンバー:ひーぼーさん(L)まろん(SL)からあげさん
コースタイム:
6:34上平寺 伊吹山登山者用駐車場
7:53二俣(H710地点)7:53
11:16地獄谷核心部
14:41伊吹山山頂
15:36伊吹山六合目(標識)
15:51上平寺尾根分岐
16:46伊吹山上野登山口G

感想:
週末赤岳主稜に行く予定が悪天候で中止。代わりにどこか関西で日帰りでバリエーションルートに行けないかと探していたら、
リーダーのひーぼーさんが一度秋に行った事があるからと伊吹山の地獄谷を提案してくれました。
しかし伊吹も天気が悪そう。諦めて近場でクライミングでも行こうかと考えていたら、日曜日は何とか夕方までは晴れるようなので急遽前日に決定して伊吹山地獄谷に行ってきました。
早朝車を走らせ、集合場所の道の駅伊吹の里に着くまでずっと小雨が降ってました。風も強いし、一抹の不安...
上平寺の駐車場に着く頃には雨が上がり、晴れ間もみえてきました。
事前調べで登り6時間、下り3時間を想定していましたが、雪解け水と降雨後で本来は枯れ沢のはずが水量が多く、ロープは3回も出して登りは8時間もかかり想像以上にハードな山行になりました。
クライミングシューズとアックスは携行してて本当に助かりました。
今回のコンディションでは濡れてもいいように沢靴、沢装備で行けば良かったです。
核心部はカムが決まらず、ハーケンとナッツがあったら良かったなと思いました。
一度落ちてカムが抜けた時、敗退の二
文字が頭をよぎりましたが、ひたすら懸垂を繰り返して取り付きまで戻るしかない...何とか抜けたい!と意を決して水流の中に手足を突っ込み、ずぶ濡れになりながら渾身のリードでした。
私は乾いた岩は得意ですが、濡れた岩(沢登り)は苦手なので怖かったです。
夕方から雨が降る予報だったので、予定していた上平寺尾根での下山は時間がかかりそうだったので上野の登山口まで下りて、タクシーで上平寺まで戻りました。
急遽の山行にも関わらず、一緒に頑張ってくれた仲間に感謝です。

核心部 マロンリード
左は水が流れているので右から登ろうと思いましたが、カムも決まらずスタンスも悪く、諦めて左側から登ることにしました。
残置ハーケンまで遠いのでカムを何とか入れましたが、足場はなくステミングでジリジリ上がります。少し落ちたら見事にカムが抜けました💦💦
死ぬかと思いましたが、下でビレイしてくれたからあげさん、落ちたらフォローしようと濡れるのに水の近くで見守っていてくれたひーぼーさん。二人の為にも撤退はないと思いました
僅かなクラックに爪先を突っ込み、掴んだホールドは意地でも離さず、膝をついて這い上がりました

何とか核心をクリアした〜とほっとしたのも束の間、ここからガレガレの落石地獄。
水を吸って重たくなったロープをからあげさんとひーぼーさんが交代で担いでくれましたが、足場が悪いだけにしんどかったと思います。

泥だらけの3人
ドライブウェイからの観光客のカップルをバックに山頂で記念撮影
ギャップがすごい...