栂海新道~2

2022-08-03
29日4時に朝食。朝日小屋は夕食のみの営業で、パン、マスずし、五目ごはんなどを販売し、朝食は各自で摂ります。暖かいお茶、すまし汁、お湯とコーヒー、冷たいお茶などを小屋で用意してくれ、行動用に持っていく分もあるので助かります。15分で朝食を終え、4時30分には出発準備完了。ところが、息子は暗い中でテント撤収の経験がなく、明るくなる4時半からようやくテントの撤収を開始、結局、出発は5時。他の登山客は出発してしまい、一番最後。小屋主の清水さんから、栂海小屋は混んだら遅く着くと寝る場所確保が大変だよと脅かされながらの出発でした。
1時間の登りで朝日岳頂上に到着。
下り1時間弱で吹上のコル。ここが蓮華温泉方面の登山道との分岐で、いよいよ栂海新道入っていきます。ここから八兵衛平、アヤメ平、黒岩平とずっとお花畑、池塘の連続で、アルパインムードあふれる登山道でした。その美しさ、雰囲気は、雲ノ平や烏帽子岳周辺に匹敵する素晴らしさで、大きな収穫でした。
黒岩平に10時前に到着し、水場を利用して昼食。黒岩山に10時40分に着いてから、サワガニ山までの1時間40分がこの新道らしい縦走路の序曲です。とにかく、稜線伝いに忠実に、トラバースなどせず、ピークを一つ一つ丁寧に越していきます。サワガニ山から1時間ほどで北俣の水場に13時10分到着。夕食分、朝食分、翌日の水場までの行動分を合計した水を補給。3人で合計9リットル。
重くなったザックを担いで、今日の最後のアルバイトで犬が岳を越えて、栂海山荘をめざします。胸を突くような急斜面の痩せたピークを3つ乗り越えた先が犬が岳。そこから少し下がって、ほぼコースタイム通り、14時10分に栂海山荘に到着しました。