南アルプス 鳳凰三山

2022-01-01
メンバー スマイルさん(C L )、クリンさん、トリピー(私)
コースタイム 1/1 8:22 御座石鉱泉 12:43燕頭山 16:45鳳凰小屋  1/2 8:45 鳳凰小屋 12:43 燕頭山 13:50 御座鉱泉 

年末年始の冬山合宿 当初、2泊3日で、北アルプス爺ヶ岳へ行く予定でしたが、天候不良で、夜叉神峠からの鳳凰三山縦走に変更。さらに、大晦日大荒れ予想で、御座石温泉からの、1泊2日の地蔵岳往復ピストンへ、急遽変更しました。
12/31前夜、スマイルさん宅を、クリン号で出発。(テラさん、差し入れとお見送り、ありがとうございました)
途中、道の駅「にらさき」で車中仮眠。翌朝、車で、御座石温泉へ。ここで登山届を提出。冬季避難小屋使用料(¥2000/一人)とトイレ使用料(¥200/1人)を支払います。温泉のおばちゃんによると、やはり、この悪天候で、登山客はあまり入っておらず、途中引き返した人もいたそう。登山口より、積雪があったため、最初から、12本爪アイゼンを装着し、出発です。いきなりの急登とボッカで、足取りも重く、4時間かかって、ようやく燕頭山へ。そこから先は、いくぶん傾斜も緩くなり、富士山もちらほら見えて、ようやくテンションが上がります。しっかりトレースもありましたが、所々、切れ落ちている箇所もあり、緊張しました。長い登山道が続き、鳳凰小屋手前になると、トレースも薄く、地元パーティの力強いラッセルに助けられて、何とか明るいうちに、鳳凰小屋へ到着。冬季避難小屋は、半分奥が、2階建構造になっていて、手前が狭く、4、5人用テントを張るのは厳しい!外に張るのも考えましたが、女子2人の、「外は寒いからイヤだ!」という意見で却下。結局、小屋のロープにテントの天井だけを引っ掛け、ポール無しで、なんとかテントを狭い空間に設置しました。夕食は、冬山定番の味噌鍋で、暖まりました。ラッセルをして下さった、地元2人組は、上2階部分で、なんと、テント無し、シュラフで寝ておられました。
翌朝は、青い空は広がり、絶好の登山日和。でも、ここから先のトレースが全く無い!というわけで、地蔵岳だけでも行きたかったですが、外でテント泊していたパーティも含め、皆、登頂せず、下山されるというので、私達も、登頂を諦め、下山する事にしました。登りと違い、5時間ほどで下山。
帰りは、スマホで検索した、穴山温泉「能見荘」で、汗を流しました。ここには、「深田久弥 終の宿」と石碑があり。帰宅してから調べたら、百名山の深田久弥氏がこの宿に宿泊し、翌日登った、茅ヶ岳頂上近くで、脳溢血で倒れ、そのまま帰らぬ人になったそうで。なんだか感慨深いものがありました。
今回、鳳凰三山登頂は出来ませんでしたが、素晴らしいメンバーと眺望に恵まれて、冬季避難小屋も体験できて、有意義な山行となりました。スマイルさん、クリンさん、長時間の運転ありがとうございました。