シオカラ谷遡行
2020-10-18
山行日:2020.10.18
メンバー:クリンさん(L)、ハムくん(SL)、キツネさん、テツくん(記録)
コースタイム:大台ヶ原ビジターセンター6:08→吊橋6:36→滝見台7:48→シオカラ谷出合8:36→中の滝直下9:08→高倉滝12:24→東の滝13:40→吊橋14:39→ビジターセンター15:29
私にとっては昨年に続いて2度目のシオカラ谷。昨年は新緑の時期でしたが、今度は紅葉を期待しての再訪です。
前日はハムくんの車に乗り合わせ、某所で前夜泊。冷え込んで寒いのでプチ宴会もそこそこに早々に寝床に入りました。
翌朝は5時にビジターセンターまで行きましたが、駐車場はすでに8割方埋まっています。やはり紅葉の時期は大人気! 6時過ぎに出発し、シオカラ谷まで下ると橙色の樹々に埋もれるように吊り橋がかかり、期待通りの絶景が広がりました。天気は曇り空ですがそれが深山幽谷の雰囲気を高めています。
吊り橋辺りは紅葉が見頃でした
橋からは東の滝の落ち口を見下ろしながらトラバースし、滝見尾根に出てからは長い長い下り道。途中からは谷に広がる雲海が見られ、とても幻想的です。中の滝と西の滝を見下ろす展望岩からはさらに急な傾斜となり、一気に下って西の滝下に到着。沢装備を着用し、前回は行かなかった中の滝の直下まで私の希望で行ってもらいました。中の滝は増水していることもあり、巨岩にぶつかる水しぶきが想像以上の迫力で大興奮。皆さんありがとうございます!
ハムくんが見つけてくれたトラバース道ですんなりと東の川に戻り、遡行を開始。間もなく現れたゴルジュ帯を左岸から巻いていきます。急な谷は巨岩だらけで沢歩きというより岩登りの感覚で上がっていくのですが、両腕両脚を使ってぐんぐん登っていくので結構ハード。去年の記憶がほとんどなく、こんなにしんどかったっけ?と思ってしまいます。先週の筋肉痛が残っているせいもあるのでしょうか。
何度もお助けロープを出してもらいながら登っていくと左手に千石嵓の圧倒的な岩壁が迫ってきます。こういうダイナミックさは大台ならですね。
再び左岸を巻いて道を探しながら谷に降り立ち、少々くたびれた頃に高倉滝に到着。水量は去年の3倍ぐらいでしょうか。すごい勢いで滝壺に落ちています。
高倉滝も豪快です
静かな淵を過ぎると最後の見どころ、東の滝です。前回は滝の右岸を巻き上がったのですが、今回は滝の手前の左岸を巻くということで、皆さんに待っていてもらって私一人滝の前まで行かせてもらいました。手前の滝身を登らなければならないので全身ずぶ濡れになって寒いのなんの。それでも前回の優しげな眺めとは違う、岩間を豪快に落ちる滝の眺めは見る価値大でした。
最後の巻きはルートを探しながらの急斜面の詰め上がりでかなり緊張しましたが、なんとか無事に登山道に出て、あとは紅葉の美しいナメを上がるのみ。吊り橋に着くと大勢のハイカーで大変な賑わい。いきなり俗世に戻ってきた気分でした。
俗世に戻った吊り橋にて
お天気はほとんどずっと曇りでしたが、しっとりとした美しい紅葉を楽しむことができました。皆さんありがとうございました。……と終わる予定だったのですが、実は、大変だったのはここからなんです。着替えを済ませて16時に駐車場を出ようとするとハイカーの方が声をかけてくれて車がパンクしていることが発覚。それからJAFを呼び、調べてもらったところ穴の空いた場所が悪く修理不能とのことで大阪までトラックに積載されていくことに。豊中には22時半の到着となってしまいました。皆さん、保険とロードサービスにはしっかり加入しておきましょう。
メンバー:クリンさん(L)、ハムくん(SL)、キツネさん、テツくん(記録)
コースタイム:大台ヶ原ビジターセンター6:08→吊橋6:36→滝見台7:48→シオカラ谷出合8:36→中の滝直下9:08→高倉滝12:24→東の滝13:40→吊橋14:39→ビジターセンター15:29
私にとっては昨年に続いて2度目のシオカラ谷。昨年は新緑の時期でしたが、今度は紅葉を期待しての再訪です。
前日はハムくんの車に乗り合わせ、某所で前夜泊。冷え込んで寒いのでプチ宴会もそこそこに早々に寝床に入りました。
翌朝は5時にビジターセンターまで行きましたが、駐車場はすでに8割方埋まっています。やはり紅葉の時期は大人気! 6時過ぎに出発し、シオカラ谷まで下ると橙色の樹々に埋もれるように吊り橋がかかり、期待通りの絶景が広がりました。天気は曇り空ですがそれが深山幽谷の雰囲気を高めています。
吊り橋辺りは紅葉が見頃でした
橋からは東の滝の落ち口を見下ろしながらトラバースし、滝見尾根に出てからは長い長い下り道。途中からは谷に広がる雲海が見られ、とても幻想的です。中の滝と西の滝を見下ろす展望岩からはさらに急な傾斜となり、一気に下って西の滝下に到着。沢装備を着用し、前回は行かなかった中の滝の直下まで私の希望で行ってもらいました。中の滝は増水していることもあり、巨岩にぶつかる水しぶきが想像以上の迫力で大興奮。皆さんありがとうございます!
ハムくんが見つけてくれたトラバース道ですんなりと東の川に戻り、遡行を開始。間もなく現れたゴルジュ帯を左岸から巻いていきます。急な谷は巨岩だらけで沢歩きというより岩登りの感覚で上がっていくのですが、両腕両脚を使ってぐんぐん登っていくので結構ハード。去年の記憶がほとんどなく、こんなにしんどかったっけ?と思ってしまいます。先週の筋肉痛が残っているせいもあるのでしょうか。
何度もお助けロープを出してもらいながら登っていくと左手に千石嵓の圧倒的な岩壁が迫ってきます。こういうダイナミックさは大台ならですね。
再び左岸を巻いて道を探しながら谷に降り立ち、少々くたびれた頃に高倉滝に到着。水量は去年の3倍ぐらいでしょうか。すごい勢いで滝壺に落ちています。
高倉滝も豪快です
静かな淵を過ぎると最後の見どころ、東の滝です。前回は滝の右岸を巻き上がったのですが、今回は滝の手前の左岸を巻くということで、皆さんに待っていてもらって私一人滝の前まで行かせてもらいました。手前の滝身を登らなければならないので全身ずぶ濡れになって寒いのなんの。それでも前回の優しげな眺めとは違う、岩間を豪快に落ちる滝の眺めは見る価値大でした。
最後の巻きはルートを探しながらの急斜面の詰め上がりでかなり緊張しましたが、なんとか無事に登山道に出て、あとは紅葉の美しいナメを上がるのみ。吊り橋に着くと大勢のハイカーで大変な賑わい。いきなり俗世に戻ってきた気分でした。
俗世に戻った吊り橋にて
お天気はほとんどずっと曇りでしたが、しっとりとした美しい紅葉を楽しむことができました。皆さんありがとうございました。……と終わる予定だったのですが、実は、大変だったのはここからなんです。着替えを済ませて16時に駐車場を出ようとするとハイカーの方が声をかけてくれて車がパンクしていることが発覚。それからJAFを呼び、調べてもらったところ穴の空いた場所が悪く修理不能とのことで大阪までトラックに積載されていくことに。豊中には22時半の到着となってしまいました。皆さん、保険とロードサービスにはしっかり加入しておきましょう。