これぞ夏山!北岳 熱中症の山旅

2018-08-15
8月5日 広河原(7:20)—大樺沢二俣(9:30)—小太郎尾根(13:00)—肩の小屋(14:00)
6日 肩の小屋(4:20)—北岳山頂(4:55)—八本歯のコル(6:00)—ボーコン沢の頭(7:00)—池山御池小屋(8:35)—歩き沢橋バス停(10:45)

家族で静岡に帰省して少し時間があったので槍ヶ岳北鎌尾根のトレーニングに北岳に行きました。大樺沢右俣から肩の小屋で一泊。下山は池山吊尾根というコースです。絶好の登山日和で快晴の中トレッキングを楽しみましたが、快晴すぎて、暑すぎて、行きも帰りもへばりました。特に二日目は「ただバテた」というのではない異常な体調不良でおそらく熱中症と思います。ボーコン沢の頭を過ぎて少し下った2700mあたりから樹林帯に入り直射日光は遮られるのですが、全身から汗が吹き出し、水分、塩分もしっかり準備して摂取したつもりですが追いつかず池山御池小屋を過ぎて激下りになってからはフラフラ。全身が痙攣するようで数分おきに道に倒れ込むように休憩。なんとか歩き沢橋のバス停まで自力で下山しました(下山中誰にも会わなかった)が大変でした。
もともとすごい汗かきで暑さに弱いのですが、もしこれが北鎌だったらどうだろうかと考えました。一旦稜線まで登ると「しんどいから下山します」は無理です。水を頭からジャバジャバかぶって体を冷やすというのもできません。暑さから行動不能→ヘリ救助・・・こんな山行はいけませんので北鎌をあきらめました。

大樺沢から北岳をのぞむ

北岳頂上と富士山

ボーコン沢の頭から「バットレス!!」