夏山 北方稜線 番外編1(写真追加)

2017-08-16
3年越しの北方稜線山行、念願叶いようやく実現できました{emoji index="204"}

初日(8/11)剣沢のテン場到着後、天気予報を見て計画を見直し、反時計回り(北方稜線南下行)にコース変更しましたが、2日目(8/12)は雨の中、仙人新道の急坂を「天候不良だったら明日もまたこの道を引き返すことになるんだな?」と暗い気持ちで登っていました。

3日目(8/13)午前3時すぎ、小屋(仙人池ヒュッテ)の部屋の窓から外の様子を恐る恐る覗うと、未だ暗いですが山の稜線のシルエットがくっきりとして、満天とはいきませんがいくつかの星も見えてます。「これは行けるぞ!」と思わず拳で手を打ち、相棒のはむくんに早く起きるよう促し、午前4時ジャストに出発しました。

小窓~小窓ノ王の肩間は一部ルートを誤り引き返すこともありましたが、この日はずっと天候に恵まれ、気持ちよく進むことができました。特に池ノ谷(尾根)ノ頭からの絶景は、自分がこれまでの山行で経験したことのない素晴らしいものでした。


池ノ谷の頭から、チンネ(左の台形状の岩)、三ノ窓の頭(正面に二つある左側の尖峰)、八ツ峰の頭(正面右側の尖峰)から連なる八ツ峰を眺める
この景観を背景にして登攀してくるはむくん(オレンジのヘルメット)


同じ場所から反対(南)側には剱岳本峰が眺められます


三ノ窓から小窓ノ王方向を眺める
左側の通称「発射台」という急なバンドを下ってきました

こんな景色の中に居る自分が誇らしく感じられた一日でした!
同行してくれた「はむくん」ありがとう!!