夏山 剱岳北方稜線 その4

2017-08-15
3日目 13日
 池ノ谷乗越(10:35)—池ノ谷の頭(11:00)—長次郎のコル(11:50)—剱岳頂上(12:15・・休憩・・12:35)—前剱(14:00)—一服剱(14:45)—剣山荘(15:20生ビール)—テン場(16:35)

4日目 14日
 テン場(6:40)—みくりが池温泉(9:15)温泉につかって、富山駅でお寿司を食べて金沢経由サンダーバードで帰りました。
  
やっとこさ登った池ノ谷ガリー、そこからご褒美です。ちょっとした壁を登って池ノ谷の頭、圧巻の眺め。

剱岳頂上も見えます。やったぜ~。しかしまだまだ気を抜けません。最後(?)の核心、岩壁のトラバースです。

頑張る、マングースさん。
マングースさんに残置ロープをこっち側に垂らしてもらったので2番手は楽勝。それでもロープに頼ることなく慎重に、慎重に。

そして、長次郎ノ頭のトラバースは、マングースさんのルートファインディングがバッチリ。先行者が上の方をウロウロしているところ最短で長次郎のコルへの降り口の残置ロープに着きました。あとは頂上までガレ場の急登。疲労困憊ですが、もう少しで頂上と思うと足取りも軽くなります。12時15分、出発から8時間15分の格闘の末、無事登頂です。


満面の笑み

しかし、まだまだ終わりません。下りがしんどかった。このコースでどこが一番しんどかったといえば、最後の前剱への登り返しでしょうか。もうホントにヘロヘロです。剣山荘でジュースでも飲もうと、頑張ってきたのですが、着いてみると美味しそうな生ビールが。これはちょっとずるいでっせ、缶ビールなら飲まなかったでしょうが、ジョッキ生はいけません(笑)。
そしてゆっくりテント場へ到着。私達の北方稜線が終わりました。

北方稜線を歩くにあたって、大切な点は何かと問われれば、1に天候、2に天候、3,4がなくて5に体力、でしょうか。ルートファインディングが大切、といってもガスで見えなかったらどうしようもありません。今回は本当にラッキーでした。

ホントに素晴らしい山旅でした。マングースさん、いろいろとありがとうございました。また、お盆休みに快く送り出してくれた家族に感謝します。ありがとう。