鈴鹿・元越谷(沢登り)

2017-05-15
■日時:5/14(日)
参加者:はむくん(リーダー)、トリピーさん、クリンさん
参考タイム:車発(8:45)・・・入谷(9:05)・・・ダム高巻き(9:25)・・・大滝(9:55)・・・仙ノ谷出合(11:00)・・・仏谷出合(11:45)・・・稜線?(12:40靴履き替える13:00)・・・水沢峠(14:30)・・・車(16:00)

今年はじめての沢、しかも新人のクリンさんを連れて、ということで緊張して鈴鹿元越谷に行ってきました。元越谷には行ったことがありません。行ったことがない沢は入谷がまずポイントです。車で鈴鹿スカイラインを走っていて大河原橋を探します。「エッここに車で入るの?」という見落としそうな小さな橋でした。先が悪そうだったので狭い林道の途中に駐車。沢装備で出発です。
車止めゲートまでは2分ほどでした。猪足谷への橋を渡らずに左に行き数分で河原に降りました。まず第一ポイントクリア。次はダムの高巻きです。1つ越え、2つ越え「『関西沢登りルート100』には2つ目を高巻き」をありますが簡単にこえました。「あれやったんかなあ」と少し歩いていると大きなダムが出てきました。道は明瞭でしたが高巻きはちょっと緊張します。下りは完全に残置ロープだよりです。皆、無事に乗り越えました。第二ポイントクリア。大滝までのんびり歩きます。前日大雨でしたので、水量は多い方ではないでしょうか。クリンさんも大はしゃぎです。

大きな釜、右から左から自由にへつります。
そして大滝に着きました。見事な滝ですね。

ちょっと休憩して、滝の右側を木の根にしがみついて登りました。ここでも最後の残置ロープに助けられました。みんなスルスルと達者です。これで第三ポイントクリア、ホッとしました。あとは小滝とナメの連続です。倒木がひどくて落石があるところもあり、少し歩きにくかったですが、楽しく遡行。

鈴鹿の沢は初めてですが明るくていいですね。
まだ水が冷たかったのでモロのシャワーは避けましたがほとんどの小滝を登りました。
「さあほとんど最後の詰めだなあ」というところで本流が右に大きく曲がっており、枝沢が2本ほど入り込んでいました。ここで「最後の方は基本、左」のイメージが有りコンパスを出さずに安易に一番左の涸れ沢に。稜線は目の前です。すぐに詰め上がって「ヤッター」靴を履き替えます。「あとは水沢峠に行って、下るだけ」とその尾根を左に進もうとしたところ道がない。「ちょっとおかしい」とここで初めてコンパスのお世話に。尾根の方向がおかしい。北を向いていない。眺望はあったので、「あれが水沢岳で、あれが目指す尾根かなあ」と変な枝尾根に乗っかっているのではないかと自覚。道なき道を鎌ヶ岳—水沢岳—仙ヶ岳の稜線目指して頑張りました。はじめに目指したこの稜線は「山と高原地図」の実線ルートですもんね。1時間以上歩いてやっと明確な道にたどり着いたときは「助かった」という感じです(笑)。水沢峠からの道は悪い崩れかかったところもありましたが、テープもあり安心です。林道も木が生い茂り雰囲気の良いところでした。
ヒルははじめの車のところで準備中に一匹見たのですがその他はいませんでした。
クリンさんが沢を楽しんで下さって良かったです。トリピーさん枝尾根で迷いかけた時、的確なアドバイスありがとうございました。油断大敵といいますか「楽勝の沢はない、地形図とコンパスをしっかりチェックしろ」ということを改めて感じた山行でした。
みんなが怪我なく無事でよかったです。みなさんありがとうございました。