霊仙山歩荷

2017-04-18
山行期間:2017年4月16日(日)前夜発日帰り
天気:曇のち晴
メンバー:マングースさん(リーダー)、スマイルさん、トリピーさん、リエサン(私)
行程:榑ヶ畑登山口6:58→汗ふき峠7:16~20→落合7:40~7:50→今畑登山口7:58→宝金寺8:11~13→笹峠9:05~10→近江展望台9:32~42→霊仙山最高点11:00→山頂11:10~15→五合目12:05→汗ふき峠12:34→榑ヶ畑登山口12:50

今年は花冷えで4月になっても寒い日が多かったのが、前日より急に暖かくなり、用意していたフリースの上着も使わず、Tシャツ1枚で丁度いい位です。この日は大阪では25℃を超えた所もあったそうです。前夜からスマイルさんの車に乗合せて醒ヶ井の養鱒場の満開の桜を見ながら細い林道を榑ヶ畑登山口に駐車します。AM7:00前ですが何とか1~2台のスペースがあるくらいでした。5月の連休のトレーニング歩荷にスマイルさんとマングースさんは持ってきた荷物や水に石を足して20KG位にしています。私とトリピーさんは軽めの荷物です。私は連休のトレーニングにとテント、シェラフ、コッヘル、水2L、行動食を入れて家で測って12KGでしたが実際の山行では食料と着替え等が追加です。
 榑ヶ畑登山口から少しの登りで汗ふき峠に到着します。福寿草のある西南尾根から登るので、ここから沢伝いに南へ下り落合に出ます。途中二か所の渡渉と丸木橋がありましたがトラロープやテープ印があり判りやすい道でした。沢の降り口と渡渉箇所は毎年多少異なる様子です。落合廃村からさらに南に少し下り今畑登山口から登り始めます。梅の綺麗に咲いた古寺で休憩しさらに登ります。石垣にはもう実になった福寿草がちらほらありました。ネコノメソウもあり、ミヤマカタバミやスミレも可憐な花を咲かせています。いつもの通り植林の終わったあたりでスマイルさんのちょっと休憩の声で一休止し、さらに笹峠を越えたあたりの灌木の無くなる近江展望台への石灰岩まじりの急坂の見える所で5分休憩しました。ここでよく休憩すると登りが楽とのことで途中急な個所では岩や石を手掛かり足がかりに30分程で近江展望台に着きました。泥交じりの土は前日の雨にもかかわらず程よく乾いて登り易かったです。途中山頂から下ってきた人が「福寿草が満開や」と話していたので楽しみに先を急ぎます。稜線の北側に花が多いとのことで石灰岩のゴロゴロした稜線上を少し歩いていると北側の小灌木がある側にチラホラ咲いていました。土もドロドロした雪解けで石もゴロゴロある所がよく咲いています。さらに人の声がするので行ってみると、北側斜面一面に咲いている所が続いていました。丁度見頃でしばし佇み写真撮影です。花を追いかけこちらの斜面、あちらの斜面と歩いていると荷物の重さも忘れてしまいます。雪の少し残って小池が出来ている所があってその周囲は特に沢山咲いていてまたしばし写真休憩しました。ここを過ぎると急に福寿草が無くなり、小灌木もなく草原になります。昔は笹がたくさん生えていたそうです。直接山頂にも行けるそうですが、展望の良い快適な稜線を最高点1098mを目指しました。この日は風もなく丁度良い気候で天気も晴れてきて、経塚山の避難小屋や御池、鈴北などの鈴鹿の山々、目の前には山頂にわずかに残雪の残る伊吹山が見渡せました。ここから左へ回り込んで山腹に少し残雪のある山頂1083mはすぐでした。季節なので多くの登山者が広い山頂でくつろいでいました。山頂から経塚山を通らず沢沿いにお虎が池に行けそうなハッキリした道があり残雪も溶けていたのでそこから経塚山からの道に合流しお虎が池に出て、五合目で一休止し汗ふき峠を経て下山しました。お虎が池からの下山道も昨年はドロドロだったのが今回は程よく乾いて歩きやすかったです。下山後も温泉から川沿いの満開の桜を楽しみながら帰りました。沢山福寿草を見て今年も福がくると良いと思いました。


いたるところで福寿草が咲き誇っていました!


南霊仙から最高点(右奥)と霊仙山山頂(左)