台高・北股川/柏原谷(沢登り)

2016-08-31
■日時:8/28(日)
参加者:はむくん(リーダー)、スマイルさん、Yさんの3名
参考時間:柏原谷出合(6:35)—二俣(7:30)—奥の二俣(9:05)—稜線(10:40)—1168m(11:35)—650m付近登り返し(13:30)—900m付近の分岐(14:15)—林道(15:05)—柏原谷出合(15:15)

ひとことで言うと「体力の限界」。この谷に行こうと言ったのは私です「どーもスイマセン」というぐらいしんどおもろかったです(どっちやねん)。
林道を車で走っていると貯水池の水位がかなり下がっていて、北股川の水量も少なく「こりゃ水があんまりないで」という予想通り水がありませんでした。はじめのミニゴルジュこそ泳いで滝に取り付いて楽しみましたが、その後は沢登りならぬ「枯れ」沢登りです。薄暗い中での岩歩きを強いられました。

 ほとんど水がありません(泣)

薄暗いのは仕方がないとして、もう少し水量が多かったらなあとすこし残念でした。そして奥の二俣、右俣の3段30m「ホールドが豊富で快適」と本には書かれていますが、どう見ても快適に登られそうにないということで、左俣を詰めることに。最後の急斜面はスマイルさんにザイルを出してもらいながらなんとか稜線に出ることができました。
少し休憩して「やっかいな下山」にとりかかります。1168mのピークから尾根を下るのですが、手前の尾根を降りてしまいました。1168を間違えたのです。ちょっとして、おかしいと気づき稜線まで登り返し。これで約20分のロス。1168mまで結構しんどかったです。

 わかりやすい1168m。テープもあり「1168」と書かれていました

そこからは尾根を忠実にたどっていきます。そして900m付近でテープが左の方に。私たちはこのテープをしっかり確認しながら、「柏原谷出合にドンピシャに降りよう」という意志で右に行き、820mあたりで本にある「南ではなく南東に」進路を取りました。すると植林にでて杣道らしきものが出てきました。「やったー」とルンルンで降りて行くと700m付近で道がなくなりました。南はずーっと崖です。前(東から南東方向)も切れ落ちています。ちょっと左に行ってみましたがこっちもダメそうです。ブログなどでは「何度か懸垂下降をして下山した」と書かれてあることが多いのですが、私たちは「先がどうなっているか分からない懸垂は最後の手段」との認識のもと、「安全策は登り返し」と約250m登り返しました。あーしんど。

 道なき道を登る

そしてなんとかテープのあった900m付近にたどり着きテープをたどって下山することに、いやーテープがありがたい。途中ヒシャグラ谷の方に向かう明確な杣道の分岐もありましたが、そのまま真っすぐ下山。柏原谷から10分ほどの林道に懸垂することもなく無事下山することができました。

登り返しで約2時間のタイムロス、ウロウロしていたらすぐに時間がたちます。今回良かったのはスタートが早かったので時間に余裕があったこと、パーティーの体力があったこと、それで暗くなる前に下山できました。「始めっからテープをたどって降りといたらよかったんや」と言われればそうですが、ドンピシャは男のロマンです!?
それにしてもドンピシャの道はあったのでしょうか、谷に入ってすぐの吊り橋跡(というかワイヤーのみの残骸)付近に杣道らしきものがありました。これを下から登ってみたら答えが見つかるかもしれません。覚えているうちにちょっと行ってこようかな、いやいやなんでこんな沢にこだわらなあかんねん(笑)スマイル師匠にして「まだまだ勉強や」という柏原谷でした。