4月19日 霊仙山ボッカ

2015-04-21
4月19日(日)霊仙山に福寿草&ボッカトレーニングに行ってきました。スマイルさんに先週に引き続きトラブル発生!!

メンバー  スマイルさん(リーダー)、リエさん、はむくん

参考タイム 榑ヶ畑登山口(6:45)ー汗ふき峠(7:10)ー今畑(7:45)ー西南尾根とりつき(9:00)ー近江展望台(9:40)ー最高点(10:55)ーお虎ヶ池(11:45)ー汗ふき峠(12:30)ー榑ヶ畑登山口(13:10)

出発前の金曜日の夜にスマイルさんより「アイゼン持ってきてください」とのメール。「え???雪はもうないだろうし、なんかのまちがいちゃうか」と思いながらも準備していったところ、山で思わぬ大活躍でした。
当日、午前中はもつのでは?という願いも虚しく登山口に着く頃に小雨が降り始めました。車から降りて準備しているとスマイルさんは石を物色しています。タイヤ止めにするのかなと思ってみているとビニール袋に入れてザックの中に。そうかそんな手があったのか。「ポリタンに水」ぐらいしか発想がありませんでした。私はボッカの経験がなく、ふれんずに入る前に個人で14キロぐらいを背負ってハイキングに行き「こんな重いものは持てない」とその後自分で12キロぐらいが限度だと思っていました。その通り1月の八経ヶ岳のとき初の16キロで雪ということもあったのですが歩けませんでした。それでも徐々に慣れてくるもので先日の大日ヶ岳は15キロぐらいが余裕に感じました。それで今回約18キロに挑戦。水をしんどくなったら捨てたらいいので楽な気持ちで歩けました。休憩の時にスマイルさんのザックをもってみるとずっしり、、、20キロ以上ありそうです。さすが石、水よりはそりゃ重いですよね。
「今年はちょっと遅いから桜も終わったし、あんまり花がないな」などとおしゃベリしながら落合、今畑を通り、西南尾根の取り付きへ「ピい(きい?)」と鹿が出迎えてくれました。
 西南尾根

まだ小雨で雨もひどくならず、ちょっと滑り始めましたが無事近江展望台に到着しました。つい先日にご主人とこの山に来たというリエさんが「こっちの方にたくさんありました」と福寿草の案内係になってくれました。

 可憐に咲く
私は花にはあまり興味がなかったのですが、やはり山でみるといいものですね。岩の間に見つけると嬉しくなります。スマイルさんによると「昔は足の踏み場もないくらい一面の黄色いお花畑やった」とのことです。鹿に食べられたのでしょうか。それともやはり自然の敵は人間なのでしょうか。

福寿草を楽しんだあと少し雨風共に強くなるなか最高点に到達しました

ちょっと見えにくいのですが、スマイルさんの足元にご注目ください。アイゼンです。アイゼンボッカではありません。なんとシューズのソールが剥がれたのです。パカパカと浮いてしまったソールをアイゼンを付けることで応急処置です。最高点を過ぎベチャベチャになり始めた道では一石二鳥ですね。下りになり我々も軽アイゼンをつけました。粘土のようなツルツルどろどろの下り道、こういう道のために「アイゼンが必要」というスマイルさん、さすがです。ほとんど人とも合わなかったのですが単独のひとの苦労してそうなすべった足あとがあり、すれ違ったパーティはこの後困るやろな、という歩き方をされていました。経塚山あたりでちょっとだけ視界がもどり長く続く登山道が見えました。木がないために道がよく見えるのですがこういう景色はかっこいいです。天気がよければ素晴らしいでしょうね。

パカパカ靴でなんとか歩いてきたスマイルさん、そんなときでも紳士です。若い女の子がベチャベチャのところで立ち往生をしていたところを支えて受け止めてあげるではありませんか。しかしそれで靴に変な力がかかったのか、かろうじてひっついていた前の方の接着もはがれてしまいアイゼンごと谷底に・・・。これはオーバーです、ちょっとだけ転がって行きました。ソールが完全にとれたのでアイゼンがうまく締まりません。リエさんがうまく紐でアイゼンを縛り付けてくれました。

みんな足元がドロドロになりながら無事下山。グリーンパーク山東の温泉につかって帰ってきました。私もなんとかボッカを無事クリア、と思っていたら、次の日は筋肉痛です。これでは泊まりの縦走などでは通用しません。まだまだ精進ですね。
スマイルさん、リエさんありがとうございました。