2014~15年末年始登山 鳳凰三山縦走(夫婦水入らず山行)

2015-01-02
山行期間 : 2014年12月29日(月)~2015年1月1日(元旦)

行動内容 : 

12月29日 JR大阪駅7:03発(青春切符) → JR甲府駅16:22着
山梨交通バス 17:05発 → 御勅使(ミダイ) 17:44着
旅館送迎バスにて「山の神」ゲート前(北地蔵ペンション泊)

12月30日 晴れ時々曇り(頂上付近ガスり、強風)
山の神(芦安タクシー)6:00発→6:25夜叉神の森6:35→8:00夜叉神峠8:15→
杖立峠10:00→苺平12:15→南御室小屋12:45(テント泊)

南御室小屋までは穏やかな天候であったが小屋北側の樹林帯下にあるテント場では、強風により樹林が揺さぶられる音が凄かった。テント場はその樹林帯に守られ風は静か。就眠前、妻に『明日は鳳凰3山縦走になるが、第1ピークの薬師岳で強風により、進めないようだったら引き返す。」と宣言

12月31日 晴れ(微風)→曇り→雪(強風)
 夜明け前にトイレに行ってテントに帰ってきた妻が喜び勇んで「凄く晴れて満点の星よ!! 風も収まって、暖かく成って来たので行けるよ!!」と、私は『暖かく成って来たというのは西に低気圧があると云う事だから気を付けないと』と答える。妻は、山小屋に情報収集し、「今日の昼から天候が悪くなってくる」とのこと。この半日に賭けて鳳凰3山縦走にいざ出発。

南御室小屋7:15発→薬師岳9:00→観音岳10:10→赤抜沢ノ頭12:00→
      地蔵岳基部12:15→鳳凰小屋13:00(テント泊)

薬師岳山頂では、心配した強風は無く、快晴で白峰3山(北岳、間ノ岳、農取岳)、塩見岳を一望できた。今日、塩見岳登山チームも今日登っていれば、登頂を喜び合えたのに、今日は、下山予定日、残念である。今日の白峰3山の登山者は、巡り会わせの良い日に登れて幸運にも、皆快適に登れたようである。しかし、昼からは、北岳は雲に完全に覆われ、風が強く成って来た。
天候が崩れる前の13:00に鳳凰小屋に到着し、テントを張れたのは幸運でした。


鳳凰三山、第1ピークの薬師岳手前の砂払岳から北岳を撮影(8:40) 砂払岳からは、白峰3山・塩見岳を一望できた。


塩見岳(12/31 8:40撮影)


観音岳からオベリスクを望む(11:10撮影)

以上の写真のように昼間は天気が良かったが、だんだん悪くなり、テント場での一夜は、風の音と降雪で窒息死しないか心配で熟睡できなかった。夜中起き出し、テントに積もった雪を払いテント周りの雪を取り除いた。

2015年元旦 曇り後雪
 朝、一面新雪に包まれ、登山道は完全に埋もれて見えない。確実に明るくなってから、ラッセルをしながら木に縦に塗られた赤ペンキと2万5千分の1地図と磁石を頼りに下山する。初めは、テント場横を西に平坦な樹林帯の中、小さな谷に行き着くと、左に樹林帯を登り、一山超えてから下る。途中、谷のトラバースなどがあり、新雪雪崩を誘発しないコース取りを考えながらラッセルする。標高2216mピークを越えた辺りで2人パーティーが追いついて来たので、ラッセルを交代する。燕頭山を超えて、下山途中で登ってくる登山者に出会い新雪のラッセルは終了する。

鳳凰小屋7:15発→燕頭山10:00→林道横断点11:00→御座石温泉11:45
(御座石温泉チャーター車相乗り6人13:20 →14:00JR穴山14:25発(青春切符)→
帰阪(JR大阪23:50着)

御座石温泉に到着すると、元気なおばあちゃんが待ってくれていた。その人に聞くとタクシーは来てくれないが、風呂付で車をチャーターしてくれJR穴山まで7千7百円で送ってくれるとのこと。後から4人来たので7百円返してくれた。

山行を終えて: 
2500mを超える冬山登山は、数年振りのことです。その期間、私は殆どランニングやM60のサーカーに気持ちは行っていました。昨年、妻がフレンズの登山学校に参加し、入会し、放りぱなしにはできないので私も入会し、一緒にフレンズの人達から色々刺激を受け、眠らせていたものを呼び戻されました。今回、冬山に行けたのも、フレンズの人達とアイゼン・ボッカ訓練などをご一緒させて頂き、切磋琢磨できたからだと思っています。今後とも、フレンズの皆様よろしくお願いします。