低学年と初心者の友 その2
2019-07-02
コーチSです
以前指導方針めいたことを書きましたが
今回はこれから始めようという方から問い合わせから感じる
「小さい子にバスケはむずかしい?」
という疑問について勝手に答えてみたいと思います。
【体が小さいのは大変?】
大人のバスケットボールと違い
ミニバスケットボールは小さい子でもできるよう、
いろいろとルールが工夫されています。
リングは低く、ゲーム時間は短く。
コートサイズも小さく、
ボールは5号ボールを使います。
一般男子は7号、女子は6号なので、比べてみると小さく感じますが
小学1、2年ぐらいの子にとってはとても大きくて重いもの。
なので、小さくされてるとはいえ、
体格的な理由で小さい子なりの制限があったりするのは否めません。
たとえば。。
・ハンドリング
おなかの周りをぐるぐるボールをまわしたりするあれ。
(スラムダンク世代ではご存知かと。)
バスケットボールでの基本スキルであるコレが
才能に関係なく(笑)低学年には出来ません。
手が短くて、足が短くて通せない。
見ててかわいいけども。
でも練習の趣旨は「ボールの重心」と「ボールの特性」を
理解することなので他のメニューも用意していますし、
いずれ必ずできるようになります。
・ドリブル
ドリブルはボールを地面に突くだけなので体格関係なくできます。
強いドリブルは筋力がなくて難しいですが
身長が低い子のほうが簡単に習得したりします。
・シュート
力が無くて届きません。
もしくは独創的(笑)なフォームで無理やり投げて届きます。
でもバスケットボールで一番楽しさがわかりやすいのがシュート。
フォームは直せますので、正しいフォームの説明はしますが
まずはドンドンガンガン打って楽しんでもらえればと考えています。
【ルールが難しい?】
アメリカ発祥のスポーツですので、
ルールも用具も作戦も、どこにでも英語が登場します。
コート上の場所を示す「コーナー」「ウイング」「ポスト」。
「アウトオブバウンズ」や「イリーガルスクリーン」などの
ヴァイオレーションやファール名。
どれも聞きなれない英語です。
ルールも複雑で細かいです。
5秒や24秒といった秒単位の時間制限があったり、
ラインを踏んだか踏んでないとか厳しかったり、
トラベリングとかの歩数までもが制限されていたりと。
時間も空間の扱いもあいまいにせずに
すべてルールとして明文化されているのはアメスポらしい
エンターテイメントとして面白くするための合理的な理由からですが
とにかく覚えなきゃいけない用語もルールも多いです。
【体力もつかしら。。】
アメスポらしい合理的なルールのおかげもあって
バスケットボールはとにかくゲームの展開が早いです。
攻めていたと思いきや、ボールを相手に取られた瞬間に守ることになる
この攻守交替があっという間にどんどん行われますので
ゆっくり考えてから動く、といった余裕がありません。
見るほうは楽しいけども、
するほうは休む間がないので大変だったりします。
ミニバスでは試合時間も子供用に短くなってはいますが
止まることもなく、ダッシュジャンプストップを繰り返すのは
相当な体力が必要です。
いいかえると攻守ともに全員参加ですので
短い時間でも楽しさが分かります。
【手軽にはじめられる?】
サッカーのように広いスペースがあれば
小さい子でもドリブルもシュートも体格関係なくできる競技もあります。
野球のようにやわらかいボールやプラスチックバットなど
用具を工夫すれば公園などのスペースで遊べます。
バスケットボールは
普通の公園ではデコボコしていてドリブルも難しいし
ゴールがある公園も多く存在しません。
何もない場所でバスケットをやるのは難しくて
気軽に始めるにが難しいスポーツです。
だからこそコートも用具も用意されている
バスケットチームに入ってやるべきと思います。
【子供にバスケットボールはオススメ?】
上記しましたが
英語で表現された難解な言葉を覚えなくてはいけません。
複雑で細かいルールを理解しなくてはいけません。
展開の早いゲームの中では常に状況を見て、
瞬時に判断しなくちゃいけません。
そのためかバスケットはよく頭を使うスポーツだと言われます。
特に早いゲームスピードは頭の瞬発力を鍛えると言われます。
練習し経験を積んでゲームの理解が深まっていくと
子供は進化して先の行動を読んで動き出します。
そして先読みからプレイ組み立て、
チームで実行するという高度なことができるようになります。
やがて1人1人がバスケットボール自分のものにし
自分の理想のプレイを想い描くようになります。
そのために頭を鍛え、体を鍛えることを
自分に必要なトレーニングと自覚して
進んでやるようになります。
ミニバスケットボールチームのコーチは皆
こういった子供たちの「自律」と「自立」を身に着ける事を目的に
コーチという立場で手助けさせてもらっています。
子供にとってバスケットボールはとても難しいものです。
大人にとってもそうです。
でも難しいから面白いといえます。
自分の力を試すには十分すぎるほど
バスケットボールの世界は懐が深いです。
頂きも高く、人生を掛けてぶつかっても届かないかもしれません。
でも
私の周りの大人たちからバスケットボールをやっていた事の
後悔の言葉を聞いたことがありません。
私もそうです。
すこぶる体力のあった昔も。
体のどこかにいつも痛みがある今も。
バスケットボールはいつも面白いものでした。
子供たちにオススメしたい。
それが今もなおバスケが大好きなおじさんの真正直な気持ちです。
【でもコーチがポンコツなんじゃ。。】
がんばって勉強します!
ビールも控えます!(ウソ)
クリニックや勉強会に参加し
カテゴリ問わずの試合観戦し
チーム間コーチ間で情報交換し
youtubeではトレーニング動画をあさり
日夜アンテナを広げ、見聞きし、指導に落とし込むことに努めています。
大人は子供の前ではカッコつけなくてはいけません。
大人は子供に負けじと日々勉強しなくてはいけません。
コーチはもちろん保護者の方もそうあってほしい。
ワイルドキッズの下で大人みんなで子供を育て、
バスケットプレイヤーになっていく姿を見て一緒に感動しましょう!
ご縁あってのバスケと子供
大切にさせていただきます。
以前指導方針めいたことを書きましたが
今回はこれから始めようという方から問い合わせから感じる
「小さい子にバスケはむずかしい?」
という疑問について勝手に答えてみたいと思います。
【体が小さいのは大変?】
大人のバスケットボールと違い
ミニバスケットボールは小さい子でもできるよう、
いろいろとルールが工夫されています。
リングは低く、ゲーム時間は短く。
コートサイズも小さく、
ボールは5号ボールを使います。
一般男子は7号、女子は6号なので、比べてみると小さく感じますが
小学1、2年ぐらいの子にとってはとても大きくて重いもの。
なので、小さくされてるとはいえ、
体格的な理由で小さい子なりの制限があったりするのは否めません。
たとえば。。
・ハンドリング
おなかの周りをぐるぐるボールをまわしたりするあれ。
(スラムダンク世代ではご存知かと。)
バスケットボールでの基本スキルであるコレが
才能に関係なく(笑)低学年には出来ません。
手が短くて、足が短くて通せない。
見ててかわいいけども。
でも練習の趣旨は「ボールの重心」と「ボールの特性」を
理解することなので他のメニューも用意していますし、
いずれ必ずできるようになります。
・ドリブル
ドリブルはボールを地面に突くだけなので体格関係なくできます。
強いドリブルは筋力がなくて難しいですが
身長が低い子のほうが簡単に習得したりします。
・シュート
力が無くて届きません。
もしくは独創的(笑)なフォームで無理やり投げて届きます。
でもバスケットボールで一番楽しさがわかりやすいのがシュート。
フォームは直せますので、正しいフォームの説明はしますが
まずはドンドンガンガン打って楽しんでもらえればと考えています。
【ルールが難しい?】
アメリカ発祥のスポーツですので、
ルールも用具も作戦も、どこにでも英語が登場します。
コート上の場所を示す「コーナー」「ウイング」「ポスト」。
「アウトオブバウンズ」や「イリーガルスクリーン」などの
ヴァイオレーションやファール名。
どれも聞きなれない英語です。
ルールも複雑で細かいです。
5秒や24秒といった秒単位の時間制限があったり、
ラインを踏んだか踏んでないとか厳しかったり、
トラベリングとかの歩数までもが制限されていたりと。
時間も空間の扱いもあいまいにせずに
すべてルールとして明文化されているのはアメスポらしい
エンターテイメントとして面白くするための合理的な理由からですが
とにかく覚えなきゃいけない用語もルールも多いです。
【体力もつかしら。。】
アメスポらしい合理的なルールのおかげもあって
バスケットボールはとにかくゲームの展開が早いです。
攻めていたと思いきや、ボールを相手に取られた瞬間に守ることになる
この攻守交替があっという間にどんどん行われますので
ゆっくり考えてから動く、といった余裕がありません。
見るほうは楽しいけども、
するほうは休む間がないので大変だったりします。
ミニバスでは試合時間も子供用に短くなってはいますが
止まることもなく、ダッシュジャンプストップを繰り返すのは
相当な体力が必要です。
いいかえると攻守ともに全員参加ですので
短い時間でも楽しさが分かります。
【手軽にはじめられる?】
サッカーのように広いスペースがあれば
小さい子でもドリブルもシュートも体格関係なくできる競技もあります。
野球のようにやわらかいボールやプラスチックバットなど
用具を工夫すれば公園などのスペースで遊べます。
バスケットボールは
普通の公園ではデコボコしていてドリブルも難しいし
ゴールがある公園も多く存在しません。
何もない場所でバスケットをやるのは難しくて
気軽に始めるにが難しいスポーツです。
だからこそコートも用具も用意されている
バスケットチームに入ってやるべきと思います。
【子供にバスケットボールはオススメ?】
上記しましたが
英語で表現された難解な言葉を覚えなくてはいけません。
複雑で細かいルールを理解しなくてはいけません。
展開の早いゲームの中では常に状況を見て、
瞬時に判断しなくちゃいけません。
そのためかバスケットはよく頭を使うスポーツだと言われます。
特に早いゲームスピードは頭の瞬発力を鍛えると言われます。
練習し経験を積んでゲームの理解が深まっていくと
子供は進化して先の行動を読んで動き出します。
そして先読みからプレイ組み立て、
チームで実行するという高度なことができるようになります。
やがて1人1人がバスケットボール自分のものにし
自分の理想のプレイを想い描くようになります。
そのために頭を鍛え、体を鍛えることを
自分に必要なトレーニングと自覚して
進んでやるようになります。
ミニバスケットボールチームのコーチは皆
こういった子供たちの「自律」と「自立」を身に着ける事を目的に
コーチという立場で手助けさせてもらっています。
子供にとってバスケットボールはとても難しいものです。
大人にとってもそうです。
でも難しいから面白いといえます。
自分の力を試すには十分すぎるほど
バスケットボールの世界は懐が深いです。
頂きも高く、人生を掛けてぶつかっても届かないかもしれません。
でも
私の周りの大人たちからバスケットボールをやっていた事の
後悔の言葉を聞いたことがありません。
私もそうです。
すこぶる体力のあった昔も。
体のどこかにいつも痛みがある今も。
バスケットボールはいつも面白いものでした。
子供たちにオススメしたい。
それが今もなおバスケが大好きなおじさんの真正直な気持ちです。
【でもコーチがポンコツなんじゃ。。】
がんばって勉強します!
ビールも控えます!(ウソ)
クリニックや勉強会に参加し
カテゴリ問わずの試合観戦し
チーム間コーチ間で情報交換し
youtubeではトレーニング動画をあさり
日夜アンテナを広げ、見聞きし、指導に落とし込むことに努めています。
大人は子供の前ではカッコつけなくてはいけません。
大人は子供に負けじと日々勉強しなくてはいけません。
コーチはもちろん保護者の方もそうあってほしい。
ワイルドキッズの下で大人みんなで子供を育て、
バスケットプレイヤーになっていく姿を見て一緒に感動しましょう!
ご縁あってのバスケと子供
大切にさせていただきます。