主な活動場所
神戸市須磨区 花谷小学校(地下鉄名谷駅徒歩15分)

 低学年と初心者の友

2017-05-08
低学年と初心者の友

ども

コーチSです

役目柄「低学年と初心者の友」として
新入部員や低学年をお預かりする機会が多いアタシ。

今年4月も新1年生も数名増えましたが、
入部した人も、これから入部しようかと思い悩んでいる人も
素性の知れぬノッポに、かわいいわが子を預けてもよいものだろうか?
と不安になっているやもしれませんので
さらに不安をあおる可能性を秘めながらも
少しばかりわたくしSの方針なぞ紹介しておこうかと思います。

【この世代だからこそ】
  低学年は特に顕著なのですが、
  その日興味をもって覚えたことは
  スポンジが水を吸うようにのように、おっそろしいスピードで覚えます。
  そして同じくらい驚異的なスピードで忘れていきます(笑)。
  でもそれでいいと思って指導しています。
  専門的な話は割愛しますが
  いわゆる【神経系】のトレーニングをこの世代で行うことの効果を踏まえ、
  "やったことがあるかないか"がとっても重要であると考えていますので
  傍目にはバスケに無関係で、遊んでいるように見えても
  意図したトレーニングだとご理解いただけると幸い。

【きちんと説明する】
  「話せばわかる」をモットーに、
  選手をレストランのお客様かのように
  できるだけ丁寧にメニューの内容を説明しています。
  コーチの持つ基準がわからないままに褒められたり叱られても
  子供はわけわかんないと思うので。

【飽きさせない】
  大人の期待に答えてくれるほど、
  子供は辛抱強くもストイックでもないもんで。
  でもだからといって「集中力がない」わけではなく
  集中の仕方が大人に比べて濃くて短いから、
  続かないように見えるだけで
  逆に何度でも集中できるという点では
  大人よりも優れた力を持っているとおもいます。
  そんな大きな力の振幅を持つ子供には、
  「まだこれ続けたいのに!」と思うくらい
  一見せわしない感じのテンポで進めて、
  腹八分目。お腹一杯にさせません。

【嫌いにさせない】
  コーチには、プレッシャーがあります。
  それは「教え通りにやってみたのに上手にできない」
  と選手に思われることです。
  体格も性格も個人差がある中で、
  皆が皆同じように上達するという事はありません。
  無責任に思われるかもですが、それは練習に対する選手の
  "意識"とか"志"とか"思考"とか
  そういった要素のほうが身体能力よりも多分に選手の成長度に
  影響していると考えます。

  という理屈はおいといて、

  どんな子にも褒めるべき素晴らしい持ち味がありますので
  それを声に出して褒めます。
  気分の乗った子供は、みるみる上達していきます。
  もちろんイケナイ事は叱りますが、
  わが子に対しては保護者の方のほうがコーチより厳しかったりで
  機会は少ないです(笑)

【正直なところ。。】
  世界最大規模の愛好者のいるバスケットボール。
  凄腕コーチも才能を秘めた選手も星の数ほどいる中で、
  イケメンだけどもただの須磨区民のおじさんがコーチをするなんてことは
  普通に考えればおこがましいことだと自覚してます。
  が『バスケに興味を持った子供の道を塞いではイケナイのだ』
  という使命感と
  『少なくともこの子たちよりはバスケを知っているもんね』
  という自負からコーチしてますが
  教えられるとこが教えることと同じくらいあったりで反省しきりな毎日。
 
でもでも

これほど身の回りに娯楽やレジャーがあふれている今の時代に
バスケに興味を持ち、かつ始めようとする子供は、どうしたって愛おしい。
ドシドシ背中を押してあげたくなるってもんでしょう。

ご縁あってのバスケと子供
大切にさせていただきます。