マスコンのすすめ
2019-12-20
マスコンのすすめ
この記事はGUTアドベントカレンダー2019に参加しています。
こんにちは。くぇえです。
とある機会に触れて少しハマってしまった”マスコン”について勢いで書いていこうと思います。
1.”マスコン”ってなに?
“マスコン”とは、マスター・コントローラーの略です。この言葉は鉄道車両を制御する装置のことを指します。ですが、専門の方以外が現実の電車を運転することは当然不可能です。職業体験でもないので不可能です。今回は仮想世界(ゲーム)の中の電車を制御、運転するためのコントローラーについての話をします。僕が触ったのは”電車でGO!コントローラーTYPE2”です。これはおそらくPS2版の電車でGO!のために作られたものです。
写真のように、縦方向に動くレバーが一つ、円に沿って動くハンドル?が一つ、あとはボタンがいくつかあります。PS2のコントローラーなので各レバーやボタンにはPS2の正規コントローラーのスティックやボタンが割り振られているはずです。(一つのものに一つのものが割り振られているとは限らないが)これより、電車でGO!専用コントローラーとはいえそれ以外のソフトでもキー操作をすることが可能となっています。ただ、割り振り方が異常(電車でGO!に必要な入力の種類が多いから仕方がないのだが)なので他のソフトをマスコンで操作すると面白い挙動を示します。また、PS2のコントローラーなのでUSB接続であり、変換アダプタを用意すればPCゲームのコントローラーとしても利用可能です。
2.マスコンの入力-出力法則
プレイしながら手探りで考えていくのも楽しいですが、ある程度見当をつけることまでしかできないレベルで複雑なのでさすがに最後は確実な方法を用いました。PS2内ではわからない(はず)なのでPCで確認しました。比較のためにPS2の基本的なコントローラーの入力法則も確認しました。どちらともPC上では方向キーと10個のボタンによる入力に言い換えられていることがわかりました。ボタンには1~10の番号が振られています。
(コントローラーの入力):(PC上の入力) で表していきます。
まずはボタン
A:4番 B:3番 C:2番 start:9番 select:10番
アクセル(縦方向に動くレバー) 切,1~5の6段階あります。 方向キーはアクセルのみに依存します。
アクセル切:↑,←
アクセル1:↑,→,1番
アクセル2:↑,→,1番
アクセル3:↑,←,1番
アクセル4:↑,←,1番
アクセル5:↑,1番
各段階の間にはどちらの段階でもない部分があり、そこでの入力は↑のみ。
ブレーキ(円に沿って動くハンドル) 0~8,緊急の10段階あります。また、8から緊急ブレーキまでの間隔は大きくなっています。ここには5~8のボタンが割り振られています。
0:5,6,8番
1:6,7,8番
2:6,8番
3:5,6,7番
4:5,6番
5:6,7番
6:6番
7:5,7,8番
8:5,8番
こちらもアクセルと同様各段階の間にはどちらの段階でもない部分があり、そこでの入力は5,6,7,8番。
緊急ブレーキ時は入力がなくなる。ただ、8から緊急の間の入力がかなり複雑で、
5,8(ブレーキ8)/7,8/8/5,7/5/7/なし(緊急ブレーキ発動)
の順に変化し、ここでも各段階の間は5,6,7,8番入力になります。
また、ブレーキに関する入力は常に入り続けているのではなく超高速で連打されているようです。
一方、PS2コントローラーの入力はシンプルです。
△:1番 ○:2番 ×:3番 □:4番
L1:7番 L2:5番 R1:8番 R2:6番
start:9番 select:10番
マスコンとPS2コンの入力がどう対応しているかは上の説明を見比べるとわかります。
PS2コンとPC上の入力の対応は一対一なのでわかりやすいと思います。
これでマスコンについて完全に理解できましたね!それではゲームをしていきましょう!
3.遊んでみよう!
3.1.電車でGO!
マスコンは電車でGOのためにあるコントローラーなのでまずはこのゲームに関する話から。少ししかしたことがないので概要と感想だけ。これは時間通りに電車を運転するゲームです。日本の鉄道だからかなかなか制限時間がシビアです。持ち時間が30秒しかないので指定時刻から合計30秒遅れてしまうだけでゲームオーバーです。また、当然ながら指定された位置に電車を停めなければならず、これも慣れるまでとても難しい。停止位置を超えなければならないのに許容範囲は1mしかありません。現実を考えるとそれはそうなんですが、ゲーム上だと距離感がつかみにくくほんの少しに感じてしまいます。それなら道中を急いで余裕を作ればいいじゃないかと思いますがしばしば減速指示が出るので速度を上げすぎるわけにもいかず…定刻運転の難しさを教えてくれます。電車は急に止まれません。ゲームオーバーするとよく言われるセリフです。マスコンを使ってプレイすることで没入感をより高められます。慣れるところまではいけなかったですが、雰囲気で運転するのも楽しいですよ。
3.2.東方原作
GUTに出す記事だし原作に言及しないわけにはいかない…。勘のいい方なら入力法則を見た時点で察しがついたかもしれませんが、マスコンには原作をするにあたって致命的な欠点があります。そう、このコントローラーは常に↑入力が入っているので自機も常に上に動いてしまいます。つまり実質最上段での左右移動しかできません。これではプレイできません(少なくとも僕には)。というわけでどうにかして下に動かせるようにしましょう。ただマスコンをいじってもどうにもならないので、いろいろ試しました。その結果、解決案が2つ見つかりました。
・コントローラーをつなぎつつキーボードの↓を押し続けることでアクセルが各段階の間の位置にあるとき↓に移動するようになりました。(各段階はそのままでした。)これで:右上向き矢印:、↓、:左上向き矢印:の移動ができるようになり、画面全体を動けるので比較的まともにプレイできるようになります。まあそれでも画面端を使わない限り停止ができないので難しいですが。
・PCゲームなので便利なソフトを使うことができます。それでコントローラーの入力に対するPC上での入力をいじります。ゲーム内のキーコンフィグはボタンのみなのでここでは利用できません。そこでアクセルの上入力を消し、上入力を別のボタン(A,B,Cがよさそう)に振り分けると4方向移動が可能になります。(相変わらず停止は出来ませんが。)個人的にはこれが好きですね。マスコンの特徴を残しつつプレイできるので。アクセルでの方向キー入力を完全に拒んで全ての方向キーをボタンに振るという手もありますが、それだとPS2コンとなにも変わらなくないですか…。個人的には好きではないです。
ボタンはゲーム内のキーコンフィグをいじれるのでどちらで調整するかはお好みで。ただそれによってdirect inputを使用するかが変わってきた気がするので、不具合があったらdirect input の使用の有無を入れ替えてください。方向キー以外で東方で必要な入力はショットとボム、低速、(キャンセル)と少ないのでこれは全てボタンに振ってしまっていいと思います。ショットや低速はブレーキに振るのもありです。ただブレーキに関する入力は連打であることには注意してください。ショットを振った場合、ポーズしてもショットを入力したままになっているとすぐに決定されゲーム画面に戻されます。最初のゲームモード選択時も同様です。緊急ブレーキでブレーキからの入力がなしになるので入力を切りたい時は緊急ブレーキをかければよいです。ブレーキに2種類以上の機能を割り振る場合はどこでどれがオン/オフになるかを覚える必要が出てくるのでお勧めしません。(ずっと入れっぱなしにすると決めている場合は別)僕はAにショット、Bにボム、Cに↑、ブレーキに低速、startにキャンセルを振ることが多いです。
キーコンフィグをどうにかしてゲームを始めたなら後は慣れの部分が大きいです。慣れるまで頑張りましょう。避け方については特別意識することはないと思います。
3.3.テトリス(PS2)
PS2のゲームをプレイする際はPCと違いゲーム内でのキーコンフィグしか使用できません。よって↑が常に入っていても困らないゲームしかできないわけですが…その条件を満たせるゲームがテトリスです。最近のテトリスには上入力をすると一瞬でミノが落ちて設置するのですが、僕がプレイしたものにはその機能がないので↑入力はゲーム自体には干渉しません。たぶん。(ゲームモードを選択するときはカーソルが動き回ってしまうので目押ししましょう。)
基本的に右または左が入った状態を維持することになり、壁に引っ掛けつつ移動させることになります。ただアクセルの各段階の間では↓入力が入る(原因不明、PC上で確認できませんでした。)ことから右と左を切り替えるときに一瞬↓入力が入るため、フィールド中に高い地形ができてしまうとそこを超える移動が厳しくなります。そのため右端に穴をあけて左にいくにつれて高くするのが良いと思います。削りやすくなり、棒を挿しやすくもなります。ただ慣れてくると、平たい地形中の穴に差し込むといった使える引っ掛かりが全くない場合を除く移動は意外となんとかなったりします。設地時間は長めだと思います。まれにすぐ接地してしまうことがあるけど。右左の切り替えのよる↓入力がどれくらいなのかを感覚的に覚えることが大切です。後はホールドがないだけのテトリスです。T-spinは屋根さえ作れれば出来なくはないですが不意の接地があるのでやめたほうがいいと思います。
4.さいごに
ブログ記事とか書いたことないから書き方がわかりません…。それっぽくは書いたつもりです。あと文章書くことが得意ではない。文法崩壊してる文がないといいなあ。
今回はマスコンについて書きましたがこれ以外にも(変な)コントローラーはたくさんあるはずです。皆さんもいつもとは違うコントローラーを使っていろいろなゲームを遊んでみてください!新たな楽しさが見つかるかも?
この記事はGUTアドベントカレンダー2019に参加しています。
こんにちは。くぇえです。
とある機会に触れて少しハマってしまった”マスコン”について勢いで書いていこうと思います。
1.”マスコン”ってなに?
“マスコン”とは、マスター・コントローラーの略です。この言葉は鉄道車両を制御する装置のことを指します。ですが、専門の方以外が現実の電車を運転することは当然不可能です。職業体験でもないので不可能です。今回は仮想世界(ゲーム)の中の電車を制御、運転するためのコントローラーについての話をします。僕が触ったのは”電車でGO!コントローラーTYPE2”です。これはおそらくPS2版の電車でGO!のために作られたものです。
写真のように、縦方向に動くレバーが一つ、円に沿って動くハンドル?が一つ、あとはボタンがいくつかあります。PS2のコントローラーなので各レバーやボタンにはPS2の正規コントローラーのスティックやボタンが割り振られているはずです。(一つのものに一つのものが割り振られているとは限らないが)これより、電車でGO!専用コントローラーとはいえそれ以外のソフトでもキー操作をすることが可能となっています。ただ、割り振り方が異常(電車でGO!に必要な入力の種類が多いから仕方がないのだが)なので他のソフトをマスコンで操作すると面白い挙動を示します。また、PS2のコントローラーなのでUSB接続であり、変換アダプタを用意すればPCゲームのコントローラーとしても利用可能です。
2.マスコンの入力-出力法則
プレイしながら手探りで考えていくのも楽しいですが、ある程度見当をつけることまでしかできないレベルで複雑なのでさすがに最後は確実な方法を用いました。PS2内ではわからない(はず)なのでPCで確認しました。比較のためにPS2の基本的なコントローラーの入力法則も確認しました。どちらともPC上では方向キーと10個のボタンによる入力に言い換えられていることがわかりました。ボタンには1~10の番号が振られています。
(コントローラーの入力):(PC上の入力) で表していきます。
まずはボタン
A:4番 B:3番 C:2番 start:9番 select:10番
アクセル(縦方向に動くレバー) 切,1~5の6段階あります。 方向キーはアクセルのみに依存します。
アクセル切:↑,←
アクセル1:↑,→,1番
アクセル2:↑,→,1番
アクセル3:↑,←,1番
アクセル4:↑,←,1番
アクセル5:↑,1番
各段階の間にはどちらの段階でもない部分があり、そこでの入力は↑のみ。
ブレーキ(円に沿って動くハンドル) 0~8,緊急の10段階あります。また、8から緊急ブレーキまでの間隔は大きくなっています。ここには5~8のボタンが割り振られています。
0:5,6,8番
1:6,7,8番
2:6,8番
3:5,6,7番
4:5,6番
5:6,7番
6:6番
7:5,7,8番
8:5,8番
こちらもアクセルと同様各段階の間にはどちらの段階でもない部分があり、そこでの入力は5,6,7,8番。
緊急ブレーキ時は入力がなくなる。ただ、8から緊急の間の入力がかなり複雑で、
5,8(ブレーキ8)/7,8/8/5,7/5/7/なし(緊急ブレーキ発動)
の順に変化し、ここでも各段階の間は5,6,7,8番入力になります。
また、ブレーキに関する入力は常に入り続けているのではなく超高速で連打されているようです。
一方、PS2コントローラーの入力はシンプルです。
△:1番 ○:2番 ×:3番 □:4番
L1:7番 L2:5番 R1:8番 R2:6番
start:9番 select:10番
マスコンとPS2コンの入力がどう対応しているかは上の説明を見比べるとわかります。
PS2コンとPC上の入力の対応は一対一なのでわかりやすいと思います。
これでマスコンについて完全に理解できましたね!それではゲームをしていきましょう!
3.遊んでみよう!
3.1.電車でGO!
マスコンは電車でGOのためにあるコントローラーなのでまずはこのゲームに関する話から。少ししかしたことがないので概要と感想だけ。これは時間通りに電車を運転するゲームです。日本の鉄道だからかなかなか制限時間がシビアです。持ち時間が30秒しかないので指定時刻から合計30秒遅れてしまうだけでゲームオーバーです。また、当然ながら指定された位置に電車を停めなければならず、これも慣れるまでとても難しい。停止位置を超えなければならないのに許容範囲は1mしかありません。現実を考えるとそれはそうなんですが、ゲーム上だと距離感がつかみにくくほんの少しに感じてしまいます。それなら道中を急いで余裕を作ればいいじゃないかと思いますがしばしば減速指示が出るので速度を上げすぎるわけにもいかず…定刻運転の難しさを教えてくれます。電車は急に止まれません。ゲームオーバーするとよく言われるセリフです。マスコンを使ってプレイすることで没入感をより高められます。慣れるところまではいけなかったですが、雰囲気で運転するのも楽しいですよ。
3.2.東方原作
GUTに出す記事だし原作に言及しないわけにはいかない…。勘のいい方なら入力法則を見た時点で察しがついたかもしれませんが、マスコンには原作をするにあたって致命的な欠点があります。そう、このコントローラーは常に↑入力が入っているので自機も常に上に動いてしまいます。つまり実質最上段での左右移動しかできません。これではプレイできません(少なくとも僕には)。というわけでどうにかして下に動かせるようにしましょう。ただマスコンをいじってもどうにもならないので、いろいろ試しました。その結果、解決案が2つ見つかりました。
・コントローラーをつなぎつつキーボードの↓を押し続けることでアクセルが各段階の間の位置にあるとき↓に移動するようになりました。(各段階はそのままでした。)これで:右上向き矢印:、↓、:左上向き矢印:の移動ができるようになり、画面全体を動けるので比較的まともにプレイできるようになります。まあそれでも画面端を使わない限り停止ができないので難しいですが。
・PCゲームなので便利なソフトを使うことができます。それでコントローラーの入力に対するPC上での入力をいじります。ゲーム内のキーコンフィグはボタンのみなのでここでは利用できません。そこでアクセルの上入力を消し、上入力を別のボタン(A,B,Cがよさそう)に振り分けると4方向移動が可能になります。(相変わらず停止は出来ませんが。)個人的にはこれが好きですね。マスコンの特徴を残しつつプレイできるので。アクセルでの方向キー入力を完全に拒んで全ての方向キーをボタンに振るという手もありますが、それだとPS2コンとなにも変わらなくないですか…。個人的には好きではないです。
ボタンはゲーム内のキーコンフィグをいじれるのでどちらで調整するかはお好みで。ただそれによってdirect inputを使用するかが変わってきた気がするので、不具合があったらdirect input の使用の有無を入れ替えてください。方向キー以外で東方で必要な入力はショットとボム、低速、(キャンセル)と少ないのでこれは全てボタンに振ってしまっていいと思います。ショットや低速はブレーキに振るのもありです。ただブレーキに関する入力は連打であることには注意してください。ショットを振った場合、ポーズしてもショットを入力したままになっているとすぐに決定されゲーム画面に戻されます。最初のゲームモード選択時も同様です。緊急ブレーキでブレーキからの入力がなしになるので入力を切りたい時は緊急ブレーキをかければよいです。ブレーキに2種類以上の機能を割り振る場合はどこでどれがオン/オフになるかを覚える必要が出てくるのでお勧めしません。(ずっと入れっぱなしにすると決めている場合は別)僕はAにショット、Bにボム、Cに↑、ブレーキに低速、startにキャンセルを振ることが多いです。
キーコンフィグをどうにかしてゲームを始めたなら後は慣れの部分が大きいです。慣れるまで頑張りましょう。避け方については特別意識することはないと思います。
3.3.テトリス(PS2)
PS2のゲームをプレイする際はPCと違いゲーム内でのキーコンフィグしか使用できません。よって↑が常に入っていても困らないゲームしかできないわけですが…その条件を満たせるゲームがテトリスです。最近のテトリスには上入力をすると一瞬でミノが落ちて設置するのですが、僕がプレイしたものにはその機能がないので↑入力はゲーム自体には干渉しません。たぶん。(ゲームモードを選択するときはカーソルが動き回ってしまうので目押ししましょう。)
基本的に右または左が入った状態を維持することになり、壁に引っ掛けつつ移動させることになります。ただアクセルの各段階の間では↓入力が入る(原因不明、PC上で確認できませんでした。)ことから右と左を切り替えるときに一瞬↓入力が入るため、フィールド中に高い地形ができてしまうとそこを超える移動が厳しくなります。そのため右端に穴をあけて左にいくにつれて高くするのが良いと思います。削りやすくなり、棒を挿しやすくもなります。ただ慣れてくると、平たい地形中の穴に差し込むといった使える引っ掛かりが全くない場合を除く移動は意外となんとかなったりします。設地時間は長めだと思います。まれにすぐ接地してしまうことがあるけど。右左の切り替えのよる↓入力がどれくらいなのかを感覚的に覚えることが大切です。後はホールドがないだけのテトリスです。T-spinは屋根さえ作れれば出来なくはないですが不意の接地があるのでやめたほうがいいと思います。
4.さいごに
ブログ記事とか書いたことないから書き方がわかりません…。それっぽくは書いたつもりです。あと文章書くことが得意ではない。文法崩壊してる文がないといいなあ。
今回はマスコンについて書きましたがこれ以外にも(変な)コントローラーはたくさんあるはずです。皆さんもいつもとは違うコントローラーを使っていろいろなゲームを遊んでみてください!新たな楽しさが見つかるかも?