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株式市場、先物・オプション市場

 上げ一服となりそうだが・・・ 結局はほんの一部の銘柄だけなんだよなぁ・・・

2024-05-08
おはようございます!
 
昨日は梅雨のような天気だったが、梅雨には早いような気もする。株式市場は大きな上昇となったが、日経平均に寄与度の大きな銘柄の4銘柄で400円近く(上昇幅の3分の2程度)押し上げており、相変わらず指数だけというような雰囲気だ。全体の流れとしては決算発表が本格化するなかで今一つの決算ということでもあり、今後は利上げの影響などが取りざたされることになるのだろう。

円安効果で決算が好調というケースであれば、円安効果がどこまで続くかということでもあるし、円安効果で利益が出た分がしっかりと国内で還元で来ているのか、ということが問題になる。海外で稼いだお金が海外で消費されている分には全く日本には恩恵がないということでもある。逆にインバウントということで国内にお金が落ちてもそのお金が海外に流出するということであれば、国内の景気は良いようでいて実はあまりよくないということでもある。スタグフレーション懸念が強まるなかで、そうしたお金の流れをしっかりと把握しておく必要がある。何よりも国内で外国企業にお金が流れていないかとの検証も必要だと思うし、国内で消費されたお金が国内で廻っていることの確認も必要だろう。
 
日経平均は25日移動平均線や基準線に上値を押さえられそうだ。そうなると今度は75日移動平均線にサポートされるかどうかということであり、本日は75日移動平均線にサポートされて25日移動平均線や基準線に上値を押さえられることになるのだろう。これをどちらに抜けるかということだが、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む思惑などで大きく動く可能性も頭に入れて見るといいと思う。
 
米国株に方向感が見られず、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も軟調だったことから、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。昨日の大幅高の反動もあり、半導体関連銘柄や日経平均に影響の大きな銘柄などが手仕舞い売りに押されそうだ。上値の節目と見られる水準まで買われている銘柄も多く、空売りも積み上がっていないように見られることから手仕舞い売りに押されるものも多くなるのだろう。
 
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