主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 どこで下げ止まるか・・・ 円安を好感することができるのか・・・ 下値模索が継続ということなのだろう・・・

2024-04-11
おはようございます!
 
 さすがに4月になると陽も長くなって、天気が良いと朝も早い時間から明るく早起きをすると気持ちも良い。株式市場は米国でのスタグフレーション懸念が強まり波乱となりそうだ。為替も大きく円安に振れているが、今の株式市場は円安を好感するわけでなく、逆にインフレ懸念、スタグフレーション懸念が強まり株式市場に取ってはマイナス効果なのだろう。日本でも利上げが取りざたされて円高に振れてもそれはそれでまた株式市場にとってはマイナス効果になるのだろう。

 足元の企業業績は好調という見方もあるが、これまで述べてきた通りあくまでも「円安効果」「コスト削減効果」「価格転嫁効果」ということであり、日銀が利上げを示唆してインフレ退治に乗り出すと円安効果が剥げ、賃上げや金利上昇はコスト増要因であり、価格転嫁もスタグフレーション懸念が強まるという事態に陥る可能性もある。加えて政治不信や地政学リスクなどが取りざたされると株価の調整の値幅が大きくなり、期間も長くなるのだろう。
 
25日移動平均や基準線が上値と確認されて、今度は下値を試すことになりそうだ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が39,000円を割り込んでいないが、半導体関連銘柄や円安効果が期待される銘柄などが下げ渋るかどうかということなのだろう。39,200円~300円水準を割り込むと、一気に38,800円あたりまでの下落となる可能性もありそうだ。
 
米国株が大きく下落、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となるだろう。為替は円安に振れており、円安を好感する動きも出てくるのかもしれないが、いわゆる「悪い円安」ということでもあり、日本でもインフレ懸念、スタグフレーション懸念が高まる可能性は否定できず、買われすぎ銘柄などを中心に売られそうだ。買戻し一巡となった銘柄も多いことから、戻れば売りということで大きな下落となることが予想される。
 
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