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株式市場、先物・オプション市場

 上値の重さを嫌気して再度下値を試すことになるのかな!? 昨日の値幅をどちらに抜けるか、と言うことなのだろう・・・

2024-04-10
おはようございます!
 
 昨日は春の嵐という感じだったが、本日は穏やかな朝となっている。株式市場は世界的に地政学リスクなどもあってインフレ懸念が高まっているような気がする。日本でもこの4月からさらに値上げされるものなども多くなっており、賃上げなどで喜んでいる場合ではないという感じだ。実際に実質賃金が23か月連続で下落しているということでもあり、会社が儲かっても庶民の可処分所得は増えないという状況なのではないかと思う。

 そうなると個人消費が伸びず、消費が伸びないと設備投資も増えず、ということになり、企業業績の伸びも期待できないということになる。ここから2月決算企業の決算発表が本格化するのだが、消費関連企業が多いので、決算動向が注目される。預金金利が引き上げられたので個人でも利息収入は増えるのだろうが、利息が増えて消費が増えるのかどうかなども注目される。消費関連企業だけでなく、決算では実際に国内での売り上げが伸びて利益が伸びているのか、単に海外での売り上げ増や円安効果、コスト削減だけで利益が出ているのかを見なければならないと思う。
 
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた形であり、ここを抜けないと再度下値を試す動きになるのだろう。そして下値切り下げ、上値切り下げというトレンドの継続を確認するような調整が続くのだと思う。本日も下落となりそうで当面39,800円水準が上値という認識になれば、今度は下値を試すことになり、38,800円を割り込む場面も出てくるのだろう。
 
米国株が冴えない展開となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。米国CPI(消費者物価指数)の発表を前にインフレ懸念も根強く、日本でも利上げなどが取りざたされるようであれば、再び下値を試すことになるのだろう。2月決算企業の決算発表などで消費が好調ということになれば、戻るのだろうが、芳しくない決算などが相次ぐようであれば相場全体がさらに調整感が強まるのだと思う。
 
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