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株式市場、先物・オプション市場

 日経平均の売りは継続と思う・・・ 半導体関連だけではない売り要因が多い・・・

2024-03-12
おはようございます。
 
 3月も中旬となったが、まだまだ寒い朝となっている。それでもそろそろ桜の開花なども話題になりそうだ。株式市場は昨日は大暴落となり日経平均は一時1,000円を超える下落となった。下落の要因はいろいろと取りざたされているが、一番大きな要因は日銀の金融緩和の終了ということだ。昨日の相場でもこれまでTOPIXが前場で2%以上下落すると日銀のETF(上場投資信託)買いが見られたものが見られなかったことで緩和の終了が示された形となった。緩和の終了は既に始まっているとこのコラムでも述べてきたがまさに現実となった。

 さらに期末特有の持高調整の売りがある。現物株を売って先物を買い、配当を先取りする動きだ。世間では「再投資」などと言われているが、実際には配当の先取りということであり、買い要因とは限らず逆に売り要因となることも多い。さらにさらに、日経平均の銘柄入れ替えも日経平均の売り要因であるので、諸々売りが加速される要因が多いということだ。それでも日銀の緩和終了が明言されるようなところからは、買い下がりということで対処して行けば良いと思う。

一気に下値を試す動きとなり、今度は38,000円台を維持できるのかどうかという水準まで下落となった。まずは38,500円を維持できるのかどうかということだが、38,500円を下回ると38,500円が上値ということになりそうだ。下値目途としては38,200円~300円水準ということになる。
 
米国株はまちまちだが、日経平均先物は夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られ、本日の日本市場も売り先行となりそうだ。昨日も日銀のETF(上場投資信託)買いがなかったことでさらに金融緩和の終了が現実化していることに加え、期末特有の持高調整の売り、日経平均の銘柄入れ替えによる売り圧力などもあって、日経平均主導での下落は続くのだと思う。
 
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