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株式市場、先物・オプション市場

 日銀次第だが・・・ 変わることへの反応は売りになるのだろうが、変わらないことへの反応が買いなのか売りなのか・・・

2023-12-19
おはようございます。
 
 今朝は今シーズン一番の冷え込み、というこで寒波が本格化しており、寒いクリスマスとなりそうだ。異常気象ではあるが、やはり、年末年始は寒くないと雰囲気は出ない。株式市場も米国ではクリスマスラリーとばかりに指数が連騰を続けているが、まさにミニバブル状態となっている。ダウ平均は過去最高値ということで経済や金融の情勢を考えると異常事態ということではないかと思う。金利が低下するから景気が良くなるということなのだろうが、逆に言えば今は景気が悪いから金利が低下するということになっている。インフレ率が下がり切っていないうちから、利下げを期待するという異常事態ということだ。

 日本では逆に景気が悪いのに利上げするというような雰囲気になっている。実際には特に金利が上昇するというよりはこれまでの異常な金融政策を基に戻すということなのだが、まさに米国とは反対に景気が悪いのに金融緩和を終了するという雰囲気になっているということだ。実際には企業業績は悪くない、ただ、実感として物価上昇に可処分所得の増加が追いついていないということが問題で、これは金利上昇でも金融緩和でも解消しないのではないかと思う。そして何よりも株価と景気の関係が現状では景気が良いから株価が上がるという状況にないことが問題なのだろう。我々はやはり好調な業績が続くと考えられる企業にしっかりと投資をして行くということで対処するのが賢明なのだと思う。

32,500円水準で底堅さが見られたが32,800円台回復ということにはならなかった。日銀の緩和継続となっても33,200円は超えないのではないかと思うし、緩和終了となれば32,000円水準まで下落ということもあるのだろう。緩和継続でいったん買われても上値の重さが確認されると買戻し一巡から売られるものも多くなると思う。
 
米国株もさすがに上げ一服と言うことで手仕舞い売りに押されるものも見られる。そんな中で、本日は日銀の金融政策決定会合の結果が発表になり、その結果次第ではあるが、金融緩和の終了が示唆されると一気に下値を試すことになるのだろう。一方で、緩和継続となったところからは買戻しは入るのだろうが、次回以降の日銀金融政策決定会合に向けて緩和終了への懸念も出て買戻し一巡となったあとは上値も重くなるのだろう。いずれにしても買われすぎ銘柄にさらに空売りが積み上がるのかどうかで方向感が出ると思う。
 
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