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株式市場、先物・オプション市場

 今日も買い先行となるのだろうが・・・ 円高をどこまで嫌気するか・・・

2023-12-14
おはようございます。
 
  ふたご座流星群が見られるということで昨晩は少し期待してみたが、曇り空で良く見えなかった。株式市場は注目された米FRB(連邦準備制度理事会)の政策変更が見えて来たということでとりあえずは大きく買われることになった。ただ、金利が低下した割にはエヌビディアなどの半導体関連銘柄の上値が重いのが気になったが、やはり、インフレが沈静化すると言うことは景気後退まではいかないものの景気鈍化、景気減速懸念が出てくると言うことだろう。それでも、それほど景気が悪くないのにインフレが進まないということで利下げ機運が盛り上がれば買い直されることになるのだろう。

 一方、日本では金融政策の変更と言うことになると金融緩和の終了の問題が出てくるわけで、欧米と違い、債券だけでなくETF(上場投資信託)などの買い入れ、YCC(イールドカーブコントロール)、そしてマイナス金利と「異常」な状況が多いだけに「通常」に戻すことの困難さが大きいだろう。そしてその際の混乱も欧米の比ではないだろう。さらに政局の混乱や地政学リスクも抱えているわけであり、米国の金利が低下したからと即座に買われることもないだろう。少なくとも足元の景況感は悪くはないのでその困難さを忌避するために緩和を継続、「異常」を「通常」とみなすということになれば買いで良いと思う。

東京エレクトロンとアドバンテストで指数が支えられ堅調となったが、この2銘柄が買われすぎの修正や円高を嫌気することで売られると再度32,800円を割り込んで下値を試すこともありそうだ。この2銘柄を含めたハイテク銘柄が円高にも関わらず買われるのかどうかで、32,800円が下値となるのか、32,800円が上値となるのかが決まりそうだ。
 
米国株がFOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見の結果を受けて大幅高となったが、為替が円高に振れたことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は上値が重いという状況だ。とりあえずは買い先行となるのだろうが、これでさらに日銀の緩和終了スタンスが示されれば円高が進むという懸念が強まる。為替次第ということにもなるが、上値の重さが嫌気されると売り直されることもありそうだ。
 
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