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 方向感に乏しい展開か・・・ 買戻し一巡となったものから売られるか!?

2023-08-14
おはようございます。
 
 台風が近づいて、新幹線も計画運休となるようだ。事前に運休を決めておくことで突発的な事項というリスクを軽減しているということだろう。株式投資でも突発的な事象で大きな流れが変わってしまうということでもあり、そうした対策を事前に行えるかどうかということはかなり重要なことだ。その点、金融政策の変更などは「金融政策決定会合(米国の場合はFOMC(公開市場委員会)、欧州の場合はECB(欧州中央銀行理事会)など)」で決定する「政策金利」の変更は事前にリスクを回避、あるいはヘッジすることが可能だが、長期金利の変化などは突発的に起こることもあり、事前に準備ができていない場合はダメージも大きくなりがちだ。

 今回も米国債の格下げという突発的な事項で米長期金利の上昇などが見られ、株式市場などへの混乱も見られるし、まだまだこれから、長期金利の動向などに株式市場だけでなく、リスク資産の市場には影響が懸念される。つまり、リスク全体の大きさ、ポートフォリオのリスクを測る上でかなり影響があると考えても良いと思う。加えて、中国の景気リスクなどもあり、世界的なリスク回避、あるいは資金の流れが大きく変わる可能性もあり、まだまだ注意が必要だろう。特に問題がなければないに越したことはないのだから、リスクを少し大きく見ておくと突発的な事項にも対処しやすいと思う。

32,500円を抜けきれなかったことで再度下値を試すことになりそうだ。買戻し一巡となった指数に影響の大きな銘柄から売られるということになり、32,000円台前半での保ち合いを前提とした動きになるのではないかと思う。景況感の悪化などが見られれば信用収縮の流れがさらに加速され、下落が大きくなる可能性もあるだろう。
 
日本市場が連休中の米国株は冴えない展開となり、金利が上昇したことなどから、再度信用収縮=リスク回避の流れから手仕舞い売りに押されるものが多くなりそうだ。買戻し一巡となったものから売られるという状況で指数に影響の大きなものなどが売り直されるのではないかと思う。中国景気へのリスクなどもあり、GDP(国内総生産)が予想を下回るような展開になると再度下値を試すことになるのだろう。
 
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