主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 下値模索が続くが、買戻しも入っていったんは底堅さも見られるのではないかと期待する・・・ 空売りもだいぶ減っているのが気がかり・・・

2023-08-04
おはようございます。
 
 沖縄では台風がウロウロしており大変なことになっているが、夏休みシーズンだけに影響も大きいと思われる。株式市場は米国債の増発をきっかけに信用収縮の流れが起きており、リスクの高いものから売られるという状況にある。金利が高止まりとなると、さらに影響が出てくると思う。いったんは買戻しなどで下げ渋るのだろうが、金利次第ではさらに下値を試す動きになりそうだ。ちょうど2015年のチャイナショックと言われた時も信用収縮から大きな下落となっており、警戒は必要だろう。

 さらに日本市場では米国金利の上昇の割に円安となっていないところをみても、円安効果が期待されず、信用収縮の典型的なパターンとなっている。金融緩和の終了が始まっているとすれば、これまでの保ち合いの範囲を下方に修正するという可能性もありそうだ。決算発表も本格化しているが時にサプライズ的な好決算もなく、中国の影響が大きな銘柄なども先行きへの不安も大きく、相場全体としてはまずは戻れば売りということになる。そこで空売りが積み上がらないとさらに下値を試すことになるのだと思う。

節目とみられる水準を一気に割り込んで想定範囲の下限に近付いて来た。32,000円を割り込む場面では買い戻しも進むと思われる。ただ、信用収縮での売りが今回の下落要因であり、いったん下げ渋りとなっても米国金利が高止まりとなれば、あるいは次回FOMC(公開市場委員会)での利上げや日銀の金融緩和終了が取りざたされてさらに下落する可能性もあり、戻れば売りという中で保ち合いの水準訂正も行われるかもしれない。
 
米国株が冴えない展開となり、今回の下落の要因となった米国債利回りが引き続き上昇したことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が冴えない展開となっており、本日の日本市場も売り先行となりそうだ。ただ、決算発表が本格化するなかで好調な決算も見られていることや、今晩の米国の雇用統計の発表などを控えて買い戻しも進むと思われる。売り一巡後は手仕舞いの買い戻しなども見られ下げ渋りとはなると思う。
 
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