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株式市場、先物・オプション市場

 上値を試す展開を期待するが・・・ 買い切れないと思う・・・

2023-07-19
おはようございます。
 
 それにしても暑い日が続いており、熱中症には注意が必要だろう。株式市場も米国市場はかなりヒートアップしている感じでもあるが、まだまだ買い戻しが主体の踏み上げ相場なのだと思う。銀行の決算は好調だが、決算発表が始まったことで決算期待が強まっているという面もあるだろう。芳しくない決算、慎重な見通しなどが見られれば一気に手仕舞い売りに押されるということもありそうだ。中国の景気鈍化も米国では影響がないと言われているが、日本ではさすがにそうもいかないので、米国株と日本株のデカップリングにも気を付けなければならないだろう。

 さらに日本では好調な決算が相次ぐようであれば日銀の金融緩和の終了などが取りざたされる可能性も高く、一気に買われるということにはなりそうもない。逆に不安があるからということで空売りが積み上がれば再度踏み上げ相場ということになるのだろう。上がるから買うという状況でもなく、選別色も出てくるものと思われ、いずれにしても決算発表が出揃うまでは、日銀の金融政策決定会合が終わるまでは積極的には買い上がり難いと思われる。当面はまだまだ保ち合い相場ということであり、保ち合いの範囲を決める動きなのだと思う。

昨日は先週末の値幅のなかでの動きで、先週末の上値を試す動き、下値を試す動きとなった。本日もまずは上値を試す動きから始まりそうで、しっかりと32,800円を超えてくるのかどうかが注目される。買戻し一巡となったものが多いがここで空売りが積み上がれば33,000円程度までの上昇が期待される。一方、上値の重さから昨日の安値水準である32,200円~300円を割り込むということになると32,000円水準までの調整となるのだろう。
 
米国株が高く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく買われたことから本日の日本市場は買い先行となりそうだ。指数先行で買い戻しを含めて買い急ぐ動きも出てきそうだ。ただ、買戻し一巡となった銘柄などもあり、決算発表前に手仕舞い売りに押されるものも見られると思う。積極的に買い上がるような材料があるわけでもなく、引き続き中国の景気鈍化や日銀の金融緩和の終了などが気になり戻りも限定的だろう。
 
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