主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 寄り付きは買い戻しもあって堅調となりそうだが・・・ SQ後に売られると思う・・・

2023-06-09
おはようございます。
 
 いよいよ梅雨入りということで、大雨が警戒されるとニュースで報じていたが、今のところ若干風は出てきたが大嵐ということではない。株式市場も急落が続き、降れば土砂降りというような状況だが、目先の需給でいったん方向が大きく出ると出た方向に大きく動くということなのだろう。先物・オプションSQ(特別清算指数)に絡む売り買いが一巡となったところでさらに売り直されるのではないかと思う。空売りが積み上がっている銘柄もSQでどのように変わってくるかということなのだろう。

 目先的にはまだ空売りが積み上がっている銘柄も多く、買戻しが入っての株高も期待されるが、今回の急落の要因の一つが日銀の植田総裁のETF(上場投資信託)への言及であり、この話題はまだ「これから」ということだ。以前からここでは述べてきているが、金融緩和はいつか終了すると思うし、マイナス金利やETFの保有が「異常事態」ということが忘れ去られているのではないかと思う。マイナス金利と日銀のETF保有という事実を踏まえて、33年ぶりの日経平均の水準を考えた方が良いと思うし、PBR(株価純資産倍率)1倍割れ解消を急ぐ意味も考えた方が良いだろう。

さらに下値を試す動きとなった。夜間取引で一時31,400円水準まで下落しており(9月限月なので、日経平均の数値よりも50円程度安いのが適正)、31,500円~32,000円での保ち合いとなるのか、今日は戻りを試す動きとなっても上値の重さが確認されて31,000円前後まで下落となるのかが注目される。円高となっているので、意外に上がらず、上がらなければ売り急ぐ動きも出てくるのだろう。
 
米国株高で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高くなったことから本日の日本市場は買い先行となりそうだ。先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出日で、寄り付きは一方向に動きやすいこともあり、昨日までの急落の反動もあって買い先行となりそうだ。ただ、寄り付きの買い戻しが一巡となったあとは円高となったことなどもあり、どこまで買えるかということになりそうだ。戻れば売りということなので意外に寄り付きから売りが出るということもありそうだ。いずれにしても週末の持高調整ということで目先の需給に振らされて右往左往するのだろう。
 
詳しくは無料メルマガや無料動画をご覧ください。(売り買いのシグナル銘柄一覧が見られるようになりました)
 → https://s-pyxis.com
 → https://youtube.com/live/lnoSpD8AOFU?feature=share