今週は調整となるのか!? 保ち合い相場は変わらない!?
2023-04-17
☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2023/4/16(日)
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場はイースター休暇明けで強含みの推移となった。それでも、特に買い上がる要因があったということでもなく、利上げ打ち止め期待や決算発表前の買い戻しなどが主体で上値の重さも見られた。テーマ性があって買い上がるということでもなく、地政学リスクなどもあり、目先的な持高調整の売り買いが中心で堅調ながらもしっかりとした方向感が見られるということでもなかった。
今週は決算発表が本格化するなかで、利上げ打ち止めから利下げ期待となるのか、景気後退懸念となるのかで方向感が変わるのだろう。好調な決算が見られれば、利上げ継続懸念となるのだろうし、芳しくない決算が見られれば利上げ打ち止めを織り込んだということでの手仕舞い売りに押されるのではないかと思う。いずれにしてもサプライズ的な好決算などが発表にならなければ、指数は冴えない展開となると思う。
今週は月曜日にニューヨーク連銀製造業景況指数やNAHB(全米住宅建設業協会)市場指数が発表され、火曜日は住宅着工件数が発表になる。木曜日未明には地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表され、夜には新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、景気先行指数、中古住宅販売などが発表され、金曜日はPMI(製造業購買担当者景気指数)速報値が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は買い材料に乏しい中で堅調な展開となった。米著名投資家が日本株の買い増しを示したことや、指数に影響の大きな銘柄の買い戻しなどで指数を押し上げた。地政学リスクなどもあるのだが、買い材料がないから空売りが積み上がり、買い戻しを急ぐ動きで指数は堅調となるということなのだろう。
今週の日本市場は買い戻し一巡から急落となるか、まだまだ買い戻しが続いて上値追いとなるかどうかということだが、週末の首相襲撃事件や地政学リスクなども取りざたされて、買い戻し一巡となったものから売られるということになりそうだ。決算発表が始まるところで好調な決算を期待しての買いも見られそうだが、逆に持高調整売りに押されるということになるかもしれない。
決算発表が始まるところで積極的に買い上がることができるのかどうかということだが、日銀の金融緩和継続も織り込まれたとすれば、特に買い上がる材料もない。逆に改めて地政学リスクを見直すようなことになれば、売り急ぐ場面も出てくるだろう。特に週末になれば決算発表の本格化を前に買い手控えられるのだろうし、月末の日銀の金融政策決定会合やゴールデンウイークを控えての手仕舞い売りなどに押されるのではないかと思う。
今週は火曜日に首都圏マンション販売が発表され、水曜日に鉱工業生産指数確報値が発表される。金曜日は全国のCPI(消費者物価指数)や食品スーパー売上高、金融システムレポートが発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
雲を抜けて上値を試す格好となっている。週末には孕み足となっており、「孕みは放れにつけ」ということになるのだろう。
予想レンジ 33,000ドル~34,200ドル
・ナスダック指数
高値圏での保ち合いが続いており、この保ち合いをどちらに抜けるかということだが、上値は限られそうで、上値の重さを確認しながら25日移動平均線や基準線のサポートを試すことになるのだろう。
予想レンジ 11,800pt~12,300pt
・日経平均
上値の節目まで一気に上昇となったが、移動平均線からの乖離も大きく、上値の重い展開となるのだろう。3月9日に空けた窓を埋めて上昇が止まるということになりそうだ。遅行スパンがローソク足の高値の日柄と応答しており、ここが高値となると思う。
予想レンジ 27,500円~28,500円
・TOPIX
雲の中での動きが続いている。雲の天井まで来たので、今後は雲の下落に合わせて調整となるのだろう。
予想レンジ 1,970円~2,025円
・ドル円
雲の中での保ち合いとなっている。雲をどちらに放れるかということだが、下値は25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲の下限(先行スパン2)にサポートされており、雲の中での動きが続くと思われる。ただ、逆に、ここを割り込むと一気に円高になるのだろう。
予想レンジ 132.5円~134.5円
・米国10年国債利回り
25日移動平均線を抜けて底入れ確認となった。ただ、ここからは75日移動平均線や雲に上値を押さえられるのだろう。
予想レンジ 3.45%~3.60%
・今週の相場見通し
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場はイースター休暇明けで強含みの推移となった。それでも、特に買い上がる要因があったということでもなく、利上げ打ち止め期待や決算発表前の買い戻しなどが主体で上値の重さも見られた。テーマ性があって買い上がるということでもなく、地政学リスクなどもあり、目先的な持高調整の売り買いが中心で堅調ながらもしっかりとした方向感が見られるということでもなかった。
今週は決算発表が本格化するなかで、利上げ打ち止めから利下げ期待となるのか、景気後退懸念となるのかで方向感が変わるのだろう。好調な決算が見られれば、利上げ継続懸念となるのだろうし、芳しくない決算が見られれば利上げ打ち止めを織り込んだということでの手仕舞い売りに押されるのではないかと思う。いずれにしてもサプライズ的な好決算などが発表にならなければ、指数は冴えない展開となると思う。
今週は月曜日にニューヨーク連銀製造業景況指数やNAHB(全米住宅建設業協会)市場指数が発表され、火曜日は住宅着工件数が発表になる。木曜日未明には地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表され、夜には新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、景気先行指数、中古住宅販売などが発表され、金曜日はPMI(製造業購買担当者景気指数)速報値が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は買い材料に乏しい中で堅調な展開となった。米著名投資家が日本株の買い増しを示したことや、指数に影響の大きな銘柄の買い戻しなどで指数を押し上げた。地政学リスクなどもあるのだが、買い材料がないから空売りが積み上がり、買い戻しを急ぐ動きで指数は堅調となるということなのだろう。
今週の日本市場は買い戻し一巡から急落となるか、まだまだ買い戻しが続いて上値追いとなるかどうかということだが、週末の首相襲撃事件や地政学リスクなども取りざたされて、買い戻し一巡となったものから売られるということになりそうだ。決算発表が始まるところで好調な決算を期待しての買いも見られそうだが、逆に持高調整売りに押されるということになるかもしれない。
決算発表が始まるところで積極的に買い上がることができるのかどうかということだが、日銀の金融緩和継続も織り込まれたとすれば、特に買い上がる材料もない。逆に改めて地政学リスクを見直すようなことになれば、売り急ぐ場面も出てくるだろう。特に週末になれば決算発表の本格化を前に買い手控えられるのだろうし、月末の日銀の金融政策決定会合やゴールデンウイークを控えての手仕舞い売りなどに押されるのではないかと思う。
今週は火曜日に首都圏マンション販売が発表され、水曜日に鉱工業生産指数確報値が発表される。金曜日は全国のCPI(消費者物価指数)や食品スーパー売上高、金融システムレポートが発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
雲を抜けて上値を試す格好となっている。週末には孕み足となっており、「孕みは放れにつけ」ということになるのだろう。
予想レンジ 33,000ドル~34,200ドル
・ナスダック指数
高値圏での保ち合いが続いており、この保ち合いをどちらに抜けるかということだが、上値は限られそうで、上値の重さを確認しながら25日移動平均線や基準線のサポートを試すことになるのだろう。
予想レンジ 11,800pt~12,300pt
・日経平均
上値の節目まで一気に上昇となったが、移動平均線からの乖離も大きく、上値の重い展開となるのだろう。3月9日に空けた窓を埋めて上昇が止まるということになりそうだ。遅行スパンがローソク足の高値の日柄と応答しており、ここが高値となると思う。
予想レンジ 27,500円~28,500円
・TOPIX
雲の中での動きが続いている。雲の天井まで来たので、今後は雲の下落に合わせて調整となるのだろう。
予想レンジ 1,970円~2,025円
・ドル円
雲の中での保ち合いとなっている。雲をどちらに放れるかということだが、下値は25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲の下限(先行スパン2)にサポートされており、雲の中での動きが続くと思われる。ただ、逆に、ここを割り込むと一気に円高になるのだろう。
予想レンジ 132.5円~134.5円
・米国10年国債利回り
25日移動平均線を抜けて底入れ確認となった。ただ、ここからは75日移動平均線や雲に上値を押さえられるのだろう。
予想レンジ 3.45%~3.60%
・今週の相場見通し