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 金融不安は払しょくされるのだろうが・・・ 今度は利上げが問題か!?

2023-03-20
 おはようございます。
 
 昨日今日と寒い朝だが、日中は暖かくなるのだろうか。暑さ寒さも彼岸までということでここからは花粉を除けば過ごしやすくなるのだろう。株式市場も、クレディスイスのUBSによる買収が決まったようだし、各国の中央銀行が連携して不安を取り除くようなので一安心ということだろう。ただ、これまでも述べて来たように、今回のような「しっぽが見えている(損失がはっきりとしている)」事象では、ギリシャ危機の時もそうであったが、特に不安はなく、その銀行の収益基盤である顧客などが担保されるという前提での救済は十分にあり得る。

 いくらつぎ込めば、その銀行の顧客も含めた基盤が手に入るのかということがわかっているので、収益見合い、自社の基盤との相乗効果や補完効果を測れば、買収するかどうかがわかる。そして、中央銀行などが全面的に支援できるので、収益の回復も期待できるという図式である。ただ、一方では銀行問題が解決したとすれば、これまで通り、利上げ継続ということでグロース株売り、バリュー株買いに再度方向転換となるのだろう。米FOMC(公開市場委員会)前のニュースでもあり、FRB(連邦準備制度理事会)の出方をしっかりと見てから我々の方向は決めるということで良いのだろう。

どちらかというといったん27,500円あたりまで上昇するのではないかと思っていたが、そこまで戻さず、再度27,000円の攻防となりそうだ。特に売り急ぐ材料もないが、マスコミなどが金融不安を煽っており、その勢いで売り急ぐということもあるかもしれない。ただ、27,000円~28,000円を中心とした保ち合いには違いなく、下がれば買われるのだろうし、底堅さも見られると思う。
 
週明けの日本市場は米国株安を受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたこともあり、再度下値を試す動きになりそうだ。ただ、持高調整がある程度進んでいると思われることや連休の谷間ということでもあり、寄り付きからの売り買いが一巡となったあとは上がれば売り、下がれば買いという状況で下値を確認するような動きになるのではないかと思う。米FOMCを控え、世界的な金融不安が報じられるなかで買い難さもあると思われ、冴えない展開となりそうだ。という展開が想定されたが、今朝になってクレディスイスの買収の話や中央銀行の連携の話などが出てきており、金融不安は払しょくされると思われる。一方で、今度はFOMCでの利上げの懸念が強まるということでこれまでと変わらず、上がれば売り、下がれば買いということなのだろう。
 
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