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株式市場、先物・オプション市場

 日銀の政策変更懸念で冴えない展開か!? 地政学リスクやスタグフレーション懸念も・・・

2023-02-13
 おはようございます。
 
 昨日は比較的暖かい一日で、ようやく春が来た感じになってきた。株式市場は「節分天井」となる可能性も高く、買い戻し一巡となったものから売られるのではないかと思う。日銀の新総裁が実質的に決定したと思われるが、特にタカ派とかハト派ということでもなく、学者出身の日銀総裁ということであり、やはりこれまでの緩和の出口を請け負った担当者ということなのだと思う。どこまで市場と対話できるのかが注目されるが、何度もいうが、ETF(上場投資信託)の行方をどう処理していくのかが大いに注目される。

 これも何度も話しているが、米国の景気や日本の景気動向もここから先気にすることになるのは当たり前だか何と言っても日銀の緩和政策がどうなるのかが一番の注目だと思う。異次元緩和と言われてから10年経つわけであり、その功罪を見直しながら新しい戦略を取ることになるのだろうし、「異次元」を「通常」に戻すことから始まるわけであり、まずはマイナス金利が修正され、そしてETFの行く先を考えることになると思う。国債の利回り上昇の影響が特に景気動向に響くということでもなく、やはり何と言ってもETF売却による株安が起こるのではないかと思う。ETF買い入れに変わる緩和策を考えるのか、緩和そのものを修正するのかも注目されるところだ。
 
オプションSQ値は意外に高く決まったが、改めて27,800円水準での上値の重さが確認された形だ。上値の重さが確認されたことで下値を試すことになるのだろう。27,500円水準でいったんは下げ渋るのだろうが、状況次第では一気に27,000円水準までの調整があってもおかしくはないだろう。当面27,500円~27,800円を中心として、27,000円~28,000円程度の動きになるのだと思う。
 
週末の米国株はまちまちだが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物安かったこともあり、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。日銀の新総裁もほぼ決定したということで金融緩和の終了を意識しての動きとなって少なくとも上値の重い状況が続くのだろう。決算発表もだいぶ出揃ってきたが芳しくない決算も多く、買い戻し一巡となったものから売り直されることになりそうだ。
 
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