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株式市場、先物・オプション市場

 円安を好感することになるか? 閑散小動きだろう・・・

2023-01-17
 おはようございます。
 
 今朝も寒い朝だが昨日よりは天気がいい感じだ。株式市場は米国株が休場となるなかで日銀の金融緩和の終了を懸念する動きが続くと思う。ただ、皆が懸念すると案外何もないということも多い。気を付けなければならないのは世間で大騒ぎすると変なフェイクニュースが流れることもあるということだ。いろいろな変なニュースに惑わされないようにするべきだと思う。逆に世間で言われていることが実際に起きていることと違う見方がされているというケースも株式市場は多く、事実を把握することは大切だ。

 例えば、今回の日経平均の急落も日銀の政策変更を懸念する動きや実際に国債が売られて金利が上昇したことなどが要因とされている。確かにそれもあるが、ファーストリテイリングの芳しくない決算発表も大きな要因と言える。ファーストリテイリング(だけではないが)が10,000円株価が下落するとそれだけで340円以上日経平均が下落することになるのであり、今回もファーストリテイリングが決算発表前から見ると10,000円近く下落しており、これだけで日経平均を300円程度押し下げていることになる。上昇の時も同じだが、こうした日経平均の構造的要因も頭に入れておいた方が良いと思う。
 
26,000円をあっさりと割込み、年初の安値を試す動きとなっている。年初の安値を下回るような材料はよほどのことがない限り出ないと思うので、当面は25,500円~25,600円あたりが下値めどと考えられる。戻りも鈍く、下手をすると26,000円あたりで上値を押さえられるのだろうが、26,500円水準が上値と見るのが妥当だと思う。
 
さすがに年初の安値水準までは下落とならなかったが、日銀の金融政策決定会合を控えて買い手控え気分も強く、買い戻し一巡となったものから売られるという状況になっている。金融政策に変化が見られればさらに大きく下押すことになるのだろうが、おそらく金融緩和の終了を否定するようなコメントが出て、反発となるのではないかと思う。変化が見られたとしてもよほど大きな変化でなければ、逆に好感することもありそうだ。本日は米国市場も休場となったことや持高調整の売り買いも一巡となったことで閑散小動きとなりそうだ。
 
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