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 月初の買いは期待されるが・・・ 再び28,000円の攻防で冴えない展開か!?

2022-12-02
 おはようございます。
 
 今朝も寒い朝となったが、サッカーワールドカップで日本代表が決勝トーナメント進出が決定しうれしい朝となった。株式市場は昨日は米国の大幅高を受けて買い先行となったが実質的に寄り天という状況であり、買えない状況が続いているということだろう。昨日は日経平均と実態の相場との乖離が大きく、「指数に騙されるな!」という雰囲気だ。本日も同様に月初の買いが入り指数に影響の大きな銘柄で比較的浮動株の少ない銘柄、空売りが積み上がっている銘柄は堅調な展開も期待されるが、指数自体を買い上がる力がないとなると、逆に売り方の回転が効くような形で大きな下げとなる可能性も出てきそうだ。

 日経平均が高いと空売りの買い戻しが入り、高くなる。高くなると空売りが増えてさらに値持ちが良いと買い戻しが入るという状況になるか、昨日の引け際のように売り方の回転が効いて、空売りをして株が下がると買い戻しが入り、買い戻しが入るとその買いに対して空売りが増えて株価が下がるというパターンとなった銘柄なども多く、指数を下押す要因となる。どちらのパターンになるのかで方向が決まるということなのだろうが、米国市場以上に中国の影響が大きい市場であり、それだけ悪材料が多いという判断で良いのではないかと思う。改めて買われすぎ銘柄の修正安は警戒が必要だろう。月初に買いに対して売り向かう力がどの程度かということで方向が決まるのだろう。
 
夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が28,000円を割り込む展開となり、再度28,000円を試す場面も出てきそうだ。空売りの買い戻しがどこまであるかということになるのだろうし、月初の買いも期待されるので、28,000円では下げ渋りとなるのだろうが、当面はやはり28,500円が高値となっているということだろう。そして今度は下値を試す動きには違いなく、27,500円あたりまでの調整もあると思う。
 
米国株が冴えない展開となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。昨日も月初の買いが入って堅調とはなったものの、値下がり銘柄が多いという状況で買い気には乏しく、円安一服となっていることも逆にデメリットとして売られる展開となった。中国の景気鈍化の影響なども懸念されるなかでは買い切れず、買い戻し一巡となったものから売られるということなのだろう。ただ、月初の買いはまだ続くものと思われ、売り方の回転が効かないような状況になれば下げ渋りから堅調な展開も期待される。
 
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