☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/10/30(日)
2022-10-31
☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/10/30(日)
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場は決算発表が本格化するなかで大きく上昇するもの、下落するものまちまちだったが、経済指標の悪化も見られ、利上げペース鈍化期待から買い戻しを急ぐ動きも見られ、大幅高となった。ただ、ハイテク銘柄などを中心に芳しくない決算を発表するものも見られ、ナスダック指数は上値の重い展開となった。決算発表などで動きが見られると一方向に大きく動く銘柄が多く、右往左往しながらも指数は大きな上昇となった。特に週末には買い戻しを急ぐ動きも見られ、暴騰となった。
ダウ平均は一目均衡表の雲を抜けて「三役好転」となり、底入れ確認となった。ここから戻りを試す動きが期待されるが、ナスダック指数は未だに上値が重く、総じて見てもいったんは目先的な過熱感もあり、調整感が強まるのではないかと思う。FOMC(公開市場委員会)でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のコメント次第では大きく売られることになりそうだ。インフレが収束したわけでもなく、芳しくない経済指標や決算発表を受けて、買い戻しが入ったということだけなのだと思う。決算発表一巡、買い戻し一巡となったものから売られるのではないかと思う。
今週は月曜日にシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表され、火曜日はISM(米サプライマネジメント協会)製造業景気指数や建設支出が発表される。水曜日は全米雇用リポートが発表され、木曜日未明にFOMC(公開市場委員会)の結果が発表され、パウエルFRB議長の記者会見が行われる。木曜日夜には新規失業保険申請件数や貿易収支、労働生産性指数、製造業受注、ISM非製造業景況感指数が発表される。金曜日は雇用統計の発表がある。
☆ 日本市場
先週の日本市場は米国株に振らされながら決算発表やTOPIXの持高調整などが見られ、いったんは上値を試したものの、上値の重さを嫌気して結局は「行って来い」という形となった。インフレ対策、円安対策も期待されたが、日銀の金融政策決定会合などで動きにくく、目先の決算に反応して右往左往しながら、引き続き冴えない展開となった。
日銀の金融政策決定会合で何も変わらないということが確認されたことでもあり、週末の米国株高に連れて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇しており、今週も買い先行となりそうだ。ただ、買い急ぐほどの材料もなく、上値の重い展開となるのだと思う。決算発表が本格化するなかで、飛び石連休もあり、実際に動きにくいのではないかと思う。米国のFOMC(公開市場委員会)の結果次第で、米国株が大きく動くようであれば連れての動きとなるのだろう。
円安を嫌気する動きも見らないが、中国の情勢が気になるところだ。米国企業の決算や主要な経済指標の発表も今週で一段落、来週は米国の中間選挙もあり、波乱含みの相場が続くと思う。週初に米国株高に連れて買い先行となった後も買いが続くのかどうか、そして、さらに空売りが積み上がりながら、一昨年の11月のような展開になるのかどうかが注目される。割安感が強い銘柄も多いので大きく下押すことはないのだろうが、買い戻し一巡となったものから売られる場面も出てくると思う。
今週は文化の日で木曜日が休場となる。月曜日は鉱工業生産速報値や商業動態統計、自動車輸出実績、建機出荷額、住宅着工統計消費動向調査、為替介入実績が発表され、東証再編に伴うTOPIX構成銘柄の段階的引き下げが行われる。火曜日は新車・軽自動車販売台数が発表され、水曜日は金融政策決定会合の議事要旨やマネタリーベースなどが発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
また、週末に大きな陽線となり、週を通しても大きな上昇となった。雲を抜けて「三役好転」となったが、移動平均線からの乖離も大きく、いったん雲のサポートを確認しながらの調整となるのだろう。
予想レンジ 31,600ドル~33,000ドル
・ナスダック指数
25日移動平均線を抜けて底入れ感が出て、25日移動平均線のサポートを確認して堅調な展開となっている。今月の高値を抜けておらず、まだまだ下値模索が続くのだろう。
予想レンジ 10,600pt~11,200pt
・日経平均
週末も気迷い線となり、あいかわらず方向感に乏しい展開となっている。週末の夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったこともあり再度75日移動平均線に上値を押さえられるながら戻りを試すことになるのだろう。雲のねじれの日柄でもあり、週初に上値を試し、そこから反落ということになると思う。
予想レンジ 26,500円~27,500円
・TOPIX
75日移動平均線や雲に上値を押さえられた形だ。今度は下値を試す動きで25日移動平均線や基準線のサポートを確認することになるのだろう。
予想レンジ 1,820円~1,900円
・ドル円
いったん高値を試したものの25日移動平均線や基準線までの調整となっている。25日移動平均線や基準線にサポートされており強含みに推移しそうだ。
予想レンジ 146.5円~150.0円
・米国10年国債利回り
25日移動平均線や基準線にサポートされ4%の水準を保っている。底堅さを確認して再度上昇となるのだろう。
予想レンジ 4.00%~4.40%
・今週の相場見通し
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場は決算発表が本格化するなかで大きく上昇するもの、下落するものまちまちだったが、経済指標の悪化も見られ、利上げペース鈍化期待から買い戻しを急ぐ動きも見られ、大幅高となった。ただ、ハイテク銘柄などを中心に芳しくない決算を発表するものも見られ、ナスダック指数は上値の重い展開となった。決算発表などで動きが見られると一方向に大きく動く銘柄が多く、右往左往しながらも指数は大きな上昇となった。特に週末には買い戻しを急ぐ動きも見られ、暴騰となった。
ダウ平均は一目均衡表の雲を抜けて「三役好転」となり、底入れ確認となった。ここから戻りを試す動きが期待されるが、ナスダック指数は未だに上値が重く、総じて見てもいったんは目先的な過熱感もあり、調整感が強まるのではないかと思う。FOMC(公開市場委員会)でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のコメント次第では大きく売られることになりそうだ。インフレが収束したわけでもなく、芳しくない経済指標や決算発表を受けて、買い戻しが入ったということだけなのだと思う。決算発表一巡、買い戻し一巡となったものから売られるのではないかと思う。
今週は月曜日にシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表され、火曜日はISM(米サプライマネジメント協会)製造業景気指数や建設支出が発表される。水曜日は全米雇用リポートが発表され、木曜日未明にFOMC(公開市場委員会)の結果が発表され、パウエルFRB議長の記者会見が行われる。木曜日夜には新規失業保険申請件数や貿易収支、労働生産性指数、製造業受注、ISM非製造業景況感指数が発表される。金曜日は雇用統計の発表がある。
☆ 日本市場
先週の日本市場は米国株に振らされながら決算発表やTOPIXの持高調整などが見られ、いったんは上値を試したものの、上値の重さを嫌気して結局は「行って来い」という形となった。インフレ対策、円安対策も期待されたが、日銀の金融政策決定会合などで動きにくく、目先の決算に反応して右往左往しながら、引き続き冴えない展開となった。
日銀の金融政策決定会合で何も変わらないということが確認されたことでもあり、週末の米国株高に連れて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇しており、今週も買い先行となりそうだ。ただ、買い急ぐほどの材料もなく、上値の重い展開となるのだと思う。決算発表が本格化するなかで、飛び石連休もあり、実際に動きにくいのではないかと思う。米国のFOMC(公開市場委員会)の結果次第で、米国株が大きく動くようであれば連れての動きとなるのだろう。
円安を嫌気する動きも見らないが、中国の情勢が気になるところだ。米国企業の決算や主要な経済指標の発表も今週で一段落、来週は米国の中間選挙もあり、波乱含みの相場が続くと思う。週初に米国株高に連れて買い先行となった後も買いが続くのかどうか、そして、さらに空売りが積み上がりながら、一昨年の11月のような展開になるのかどうかが注目される。割安感が強い銘柄も多いので大きく下押すことはないのだろうが、買い戻し一巡となったものから売られる場面も出てくると思う。
今週は文化の日で木曜日が休場となる。月曜日は鉱工業生産速報値や商業動態統計、自動車輸出実績、建機出荷額、住宅着工統計消費動向調査、為替介入実績が発表され、東証再編に伴うTOPIX構成銘柄の段階的引き下げが行われる。火曜日は新車・軽自動車販売台数が発表され、水曜日は金融政策決定会合の議事要旨やマネタリーベースなどが発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
また、週末に大きな陽線となり、週を通しても大きな上昇となった。雲を抜けて「三役好転」となったが、移動平均線からの乖離も大きく、いったん雲のサポートを確認しながらの調整となるのだろう。
予想レンジ 31,600ドル~33,000ドル
・ナスダック指数
25日移動平均線を抜けて底入れ感が出て、25日移動平均線のサポートを確認して堅調な展開となっている。今月の高値を抜けておらず、まだまだ下値模索が続くのだろう。
予想レンジ 10,600pt~11,200pt
・日経平均
週末も気迷い線となり、あいかわらず方向感に乏しい展開となっている。週末の夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったこともあり再度75日移動平均線に上値を押さえられるながら戻りを試すことになるのだろう。雲のねじれの日柄でもあり、週初に上値を試し、そこから反落ということになると思う。
予想レンジ 26,500円~27,500円
・TOPIX
75日移動平均線や雲に上値を押さえられた形だ。今度は下値を試す動きで25日移動平均線や基準線のサポートを確認することになるのだろう。
予想レンジ 1,820円~1,900円
・ドル円
いったん高値を試したものの25日移動平均線や基準線までの調整となっている。25日移動平均線や基準線にサポートされており強含みに推移しそうだ。
予想レンジ 146.5円~150.0円
・米国10年国債利回り
25日移動平均線や基準線にサポートされ4%の水準を保っている。底堅さを確認して再度上昇となるのだろう。
予想レンジ 4.00%~4.40%
・今週の相場見通し