☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/9/18(日)
2022-09-20
☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/9/18(日)
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※ 清水洋介氏の著作本を、480円(定価1650円)で販売します。是非ご購入下さい。
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場はインフレ懸念が強まり、利上げ幅が大きくなるのではないかとの見方から大幅安となった。週初は堅調な始まりとなったのだが、消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、今週のFOMC(公開市場委員会)での大幅利上げ懸念が強まり、買われすぎ銘柄を中心に大きく売られた。週末のクワドルプルウィッチングを控えての手仕舞い売りも嵩んで大きな下落となった。
今週も冴えない展開が続くのだろうが、FOMCでの利上げが確認され、FRB(連邦準備制度理事会)の利上げのスピードや方向感が見えてくれば落ち着いた動きとなるのだろう。ただ、実際にインフレや利上げの影響での業績の悪化などが現れていることもあり、買い気には乏しい展開が続くのだと思う。下値模索状態には変わりなく、FOMC次第ではさらに大きく下がることもありそうだ。住宅ローン金利の上昇なども取りざたされており、いずれにしても利上げを強化するか緩和するかといえば強化する方向に向いているということでもあり、信用収縮の流れは変わらないということだ。
今週は月曜日に全米住宅建設業協会(NAHB)の米住宅市場指数の発表があり、火曜日は住宅着工件数が発表される。水曜日は中古住宅販売件数が発表され、木曜日未明にFOMC(公開市場委員会)の結果が発表され、FRB議長の記者会見が行われる。木曜日夜には新規失業保険申請件数や景気先行指数が発表され、週末金曜日には製造業PMI(購買担当者景気指数)が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は米国市場に振り回されるような形で大幅下落となった。月曜日火曜日は米国株高を受けて大きく戻りを試す動きになったのだが、水曜日からは逆に米国市場の下落に合わせるように下値をためす展開となった。特になにがどうしたということでもないのだが買い戻し一巡となったものも多く、一気に手仕舞い売りに押された。
今週の日本市場は底堅さは見られるのだろうが日銀の金融政策決定会合を控えての手仕舞い売りに押される展開となりそうだ。特に買い上がる材料がないなかで、月曜日と金曜日が休日ということもあって、買い手控え気分も強まりそうだ。一方で、中間期末を意識しての配当取りの動きや買い戻し、そして日経平均の銘柄入れ替えの影響などもあって冴えない展開となるのだと思う。
さらに、中国離れの流れなどが逆に地政学リスクなどを想起させるようなことがあれば、大きな下落となることもあるのだろう。米国の利上げ打ち止め感やインフレ一服感が出れば買い戻しを急ぐ動きも見られるのだろうが、その可能性も低く、万が一日銀の金融緩和の流れに変化が見られるような言質があれば、急落となるのだろう。日銀の金融政策決定会合では特に何も変化はないと思われるが、インフレに対する懸念などが表明されれば悪材料として受け取られそうで、日銀のスタンスには神経質な反応となるだろう。
今週は月曜日は敬老の日で休日となり、火曜日は全国消費者物価指数(CPI)やコンビニエンスストア売上高が発表される。水曜日は食品スーパー売上高やマンション販売が発表され、木曜日はスーパー売上高や百貨店売上高が発表され、日銀の金融政策決定会合の結果が発表になり、黒田日銀総裁の記者会見も行われる。週末金曜日は秋分の日で休日だが、大阪取引所や東京商品取引所ではデリバティブ(派生商品)の祝日取引が行われる。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
25日移動平均線や基準線まで届かずに一転して暴落となった。一気に75日移動平均線や雲を割り込み、6月や7月の安値を試す展開となっている。移動平均線からの乖離も大きく、下げ渋りは見られるのだろうが下値模索が続きそうだ。
予想レンジ 30,000ドル~31,200ドル
→ https://s-pyxis.com/weekly/ny.png
・ナスダック指数
雲を割り込み下値を試す動きとなっている。6月や7月の安値を試す動きになるのだろう。
予想レンジ 10,600pt~11,800pt
→ https://s-pyxis.com/weekly/nas.png
・日経平均
75日移動平均線や雲にサポートされた形だが、ここを割り込むと一気に27,000円前後までの下落となりそうだ。下値模索状態が続きそうだ。
予想レンジ 27,000円~28,000円
→ https://s-pyxis.com/weekly/nk.png
・TOPIX
遅行スパンがローソク足にサポートされているが、ここで急騰とならないと割り込むことになり、そうなると日々線も75日移動平均線や雲を割り込むような調整となるのだろう。
予想レンジ 1,900円~1,960円
→ https://s-pyxis.com/weekly/tpx.png
・ドル円
値持ちはいいものの金利の上昇に比べると上値も重くなっている。この保ち合いを下に放れる可能性もありそうだ。
予想レンジ 140.0円~145.0円
→ https://s-pyxis.com/weekly/dy.png
・米国10年国債利回り
上に放れた形だが、6月高値を意識して上値も重くなっている。高値圏での保ち合いとなるか、もう一段の上昇となってからの保ち合いとなるのだろう。
予想レンジ 3.40%~3.50%
→ https://s-pyxis.com/weekly/bond.png
・今週の相場見通し
→ https://youtu.be/5rdOHC6iSto
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場はインフレ懸念が強まり、利上げ幅が大きくなるのではないかとの見方から大幅安となった。週初は堅調な始まりとなったのだが、消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、今週のFOMC(公開市場委員会)での大幅利上げ懸念が強まり、買われすぎ銘柄を中心に大きく売られた。週末のクワドルプルウィッチングを控えての手仕舞い売りも嵩んで大きな下落となった。
今週も冴えない展開が続くのだろうが、FOMCでの利上げが確認され、FRB(連邦準備制度理事会)の利上げのスピードや方向感が見えてくれば落ち着いた動きとなるのだろう。ただ、実際にインフレや利上げの影響での業績の悪化などが現れていることもあり、買い気には乏しい展開が続くのだと思う。下値模索状態には変わりなく、FOMC次第ではさらに大きく下がることもありそうだ。住宅ローン金利の上昇なども取りざたされており、いずれにしても利上げを強化するか緩和するかといえば強化する方向に向いているということでもあり、信用収縮の流れは変わらないということだ。
今週は月曜日に全米住宅建設業協会(NAHB)の米住宅市場指数の発表があり、火曜日は住宅着工件数が発表される。水曜日は中古住宅販売件数が発表され、木曜日未明にFOMC(公開市場委員会)の結果が発表され、FRB議長の記者会見が行われる。木曜日夜には新規失業保険申請件数や景気先行指数が発表され、週末金曜日には製造業PMI(購買担当者景気指数)が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は米国市場に振り回されるような形で大幅下落となった。月曜日火曜日は米国株高を受けて大きく戻りを試す動きになったのだが、水曜日からは逆に米国市場の下落に合わせるように下値をためす展開となった。特になにがどうしたということでもないのだが買い戻し一巡となったものも多く、一気に手仕舞い売りに押された。
今週の日本市場は底堅さは見られるのだろうが日銀の金融政策決定会合を控えての手仕舞い売りに押される展開となりそうだ。特に買い上がる材料がないなかで、月曜日と金曜日が休日ということもあって、買い手控え気分も強まりそうだ。一方で、中間期末を意識しての配当取りの動きや買い戻し、そして日経平均の銘柄入れ替えの影響などもあって冴えない展開となるのだと思う。
さらに、中国離れの流れなどが逆に地政学リスクなどを想起させるようなことがあれば、大きな下落となることもあるのだろう。米国の利上げ打ち止め感やインフレ一服感が出れば買い戻しを急ぐ動きも見られるのだろうが、その可能性も低く、万が一日銀の金融緩和の流れに変化が見られるような言質があれば、急落となるのだろう。日銀の金融政策決定会合では特に何も変化はないと思われるが、インフレに対する懸念などが表明されれば悪材料として受け取られそうで、日銀のスタンスには神経質な反応となるだろう。
今週は月曜日は敬老の日で休日となり、火曜日は全国消費者物価指数(CPI)やコンビニエンスストア売上高が発表される。水曜日は食品スーパー売上高やマンション販売が発表され、木曜日はスーパー売上高や百貨店売上高が発表され、日銀の金融政策決定会合の結果が発表になり、黒田日銀総裁の記者会見も行われる。週末金曜日は秋分の日で休日だが、大阪取引所や東京商品取引所ではデリバティブ(派生商品)の祝日取引が行われる。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
25日移動平均線や基準線まで届かずに一転して暴落となった。一気に75日移動平均線や雲を割り込み、6月や7月の安値を試す展開となっている。移動平均線からの乖離も大きく、下げ渋りは見られるのだろうが下値模索が続きそうだ。
予想レンジ 30,000ドル~31,200ドル
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・ナスダック指数
雲を割り込み下値を試す動きとなっている。6月や7月の安値を試す動きになるのだろう。
予想レンジ 10,600pt~11,800pt
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・日経平均
75日移動平均線や雲にサポートされた形だが、ここを割り込むと一気に27,000円前後までの下落となりそうだ。下値模索状態が続きそうだ。
予想レンジ 27,000円~28,000円
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・TOPIX
遅行スパンがローソク足にサポートされているが、ここで急騰とならないと割り込むことになり、そうなると日々線も75日移動平均線や雲を割り込むような調整となるのだろう。
予想レンジ 1,900円~1,960円
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・ドル円
値持ちはいいものの金利の上昇に比べると上値も重くなっている。この保ち合いを下に放れる可能性もありそうだ。
予想レンジ 140.0円~145.0円
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・米国10年国債利回り
上に放れた形だが、6月高値を意識して上値も重くなっている。高値圏での保ち合いとなるか、もう一段の上昇となってからの保ち合いとなるのだろう。
予想レンジ 3.40%~3.50%
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