☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/6/19(日)
2022-06-20
☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/6/19(日)
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※ 清水洋介氏の著作本を、480円(定価1650円)で販売します。是非ご購入下さい。
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場はFOMC(公開市場委員会)を控えて、大幅利上げ懸念から売り先行となり、実際に大幅な利上げが発表されるといったんは買い戻しが入って切り返した。ただ、欧州でのサプライズ的な利上げ攻勢や足元の景況感の悪化、インフレ抑制での景気悪化懸念などが強まり、大きな下落となるものが目だった。ダウ平均やナスダック指数など株価指数も年初来安値更新となるなど、信用収縮、リスク回避の流れが強まった。週末のクワドルプルウィッチングは特に混乱はなかったが、売り急がせる要因となった面もあると思う。
今週は主要なイベントが終わった週で月末月初まで間があり、さらに月曜日が休日ということで少し落ち着きそうだ。FOMCやクワドルプルウィッチングも終わり、持高調整も一服ということでまずは買われすぎたものが売られ、売られすぎたものが買われながら徐々に落ち着くものと思われる。その後は企業業績次第であり、好調な決算発表が見られるかどうか、逆にインフレや利上げの影響が懸念されて芳しくない見通しなどが示されるのかということで相場の方向、個々の銘柄の状況も変わってくると思われる。ただ、金融緩和が終わったということははっきりとしているので、買われすぎ銘柄は買えない状況が続くのだと思う。
今週は月曜日は奴隷解放記念日で休場、火曜日は中古住宅販売が発表される。木曜日は製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表され、金曜日は消費者態度指数や新築住宅販売が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は世界的な金融緩和の終了やインフレ懸念などから売り急ぐ場面も見られ、大幅下落となった。米国や欧州での利上げが相次ぎ、世界的な金融緩和の終了が始まったということで日銀の金融政策決定会合を控えて利上げ懸念が強まった。日銀の政策として金融緩和継続が発表されて安心感も出て週末は下げ渋ったが、世界的な金融緩和の終了の影響などが懸念されて戻りきらないという感じだった。
今週は金融政策の方向がとりあえずは確認されたということで少しは落ち着いた展開になりそうだ。持高調整の売り買いが一巡となったことで、足元の業績動向などを気にしながらの展開となるのだろう。地政学リスクからのインフレ懸念、食料不足などが取りざたされる可能性も高く、少なくとも目先の需給意外に買い上がる要素は少ないと考えられる。ただ、逆に言えば空売りが仕掛けやすいということでもあり、指数に影響の大きな銘柄への空売り次第では買い戻しで指数を押し上げることになるのだろう。
ちょうど月末の売りや月初の買い、その他市場に影響のあるイベントなどが一段落するところで、業績見合いでの売り買いなどから少しは相場も落ち着きを示しそうだ。指数としては上がれば売られ、下がれば買われるというように方向感に乏しい展開となるのだろうし、買われすぎ銘柄の戻り売り、売られすぎ銘柄の押し目買いなどが見られるのではないかと思う。個々の銘柄の業績動向なども気にするようなところでもあり、まちまちの動きとなりそうだ。
今週は月曜日は主要コンビニエンスストア売上高や首都圏マンション販売、月例報告などが発表され、火曜日は食品スーパー売上高が発表される。水曜日は日銀の金融政策決定会合の議事要旨や全国スーパー売上高が発表になり、木曜日は全国百貨店売上高が発表される。金曜日は全国消費者物価指数(CPI)や企業向けサービス価格指数が発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
小さな保ち合いを下に放れ、今週は大きな保ち合いもさらに下に放れた形だ。移動平均線や基準線などからの乖離が大きくなっており、いったんは下げ渋りとなりそうで下値模索の保ち合いとなるのだろう。
予想レンジ 29,500ドル~30,500ドル
→ https://s-pyxis.com/weekly/ny.png
・ナスダック指数
一気に下に放れての下値模索となっている。移動平均線や基準線からの乖離も大きくなっているが、戻りは鈍く安値圏での保ち合いと考える。
予想レンジ 10,500pt~11,000pt
→ https://s-pyxis.com/weekly/nas.png
・日経平均
下値を試す動きとなったが、下ヒゲ線で出来高もできており、いったん底入れとなったのではないかと思う。遅行スパンがローソク足の底値の日柄と値幅に応答しており、底堅さは見られそうだ。
予想レンジ 25,500円~26,800円
→ https://s-pyxis.com/weekly/nk.png
・TOPIX
遅行スパンがローソク足の底値の日柄と値幅に応答しており、いったん底入れとなったのではないかと思われる。日々線も雲のねじれの日柄にあり、戻りを試す展開が期待される。
予想レンジ 1,820円~1,890円
→ https://s-pyxis.com/weekly/tpx.png
・ドル円
高値圏での波乱相場となっているが上がれば売られ、下がれば買われるということなのだろう。移動平均線や基準線からの乖離が大きく、上値は重くなりそうだ。
予想レンジ 133.0円~136.0円
→ https://s-pyxis.com/weekly/dy.png
・米国10年国債利回り
いったん高値を付けたということなのだと思うが、S点を下値とした保ち合いとなるのだろう。
予想レンジ 3.20%~3.50%
→ https://s-pyxis.com/weekly/bond.png
・今週の相場見通し
→ https://youtu.be/yDIgcK89Li0
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場はFOMC(公開市場委員会)を控えて、大幅利上げ懸念から売り先行となり、実際に大幅な利上げが発表されるといったんは買い戻しが入って切り返した。ただ、欧州でのサプライズ的な利上げ攻勢や足元の景況感の悪化、インフレ抑制での景気悪化懸念などが強まり、大きな下落となるものが目だった。ダウ平均やナスダック指数など株価指数も年初来安値更新となるなど、信用収縮、リスク回避の流れが強まった。週末のクワドルプルウィッチングは特に混乱はなかったが、売り急がせる要因となった面もあると思う。
今週は主要なイベントが終わった週で月末月初まで間があり、さらに月曜日が休日ということで少し落ち着きそうだ。FOMCやクワドルプルウィッチングも終わり、持高調整も一服ということでまずは買われすぎたものが売られ、売られすぎたものが買われながら徐々に落ち着くものと思われる。その後は企業業績次第であり、好調な決算発表が見られるかどうか、逆にインフレや利上げの影響が懸念されて芳しくない見通しなどが示されるのかということで相場の方向、個々の銘柄の状況も変わってくると思われる。ただ、金融緩和が終わったということははっきりとしているので、買われすぎ銘柄は買えない状況が続くのだと思う。
今週は月曜日は奴隷解放記念日で休場、火曜日は中古住宅販売が発表される。木曜日は製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表され、金曜日は消費者態度指数や新築住宅販売が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は世界的な金融緩和の終了やインフレ懸念などから売り急ぐ場面も見られ、大幅下落となった。米国や欧州での利上げが相次ぎ、世界的な金融緩和の終了が始まったということで日銀の金融政策決定会合を控えて利上げ懸念が強まった。日銀の政策として金融緩和継続が発表されて安心感も出て週末は下げ渋ったが、世界的な金融緩和の終了の影響などが懸念されて戻りきらないという感じだった。
今週は金融政策の方向がとりあえずは確認されたということで少しは落ち着いた展開になりそうだ。持高調整の売り買いが一巡となったことで、足元の業績動向などを気にしながらの展開となるのだろう。地政学リスクからのインフレ懸念、食料不足などが取りざたされる可能性も高く、少なくとも目先の需給意外に買い上がる要素は少ないと考えられる。ただ、逆に言えば空売りが仕掛けやすいということでもあり、指数に影響の大きな銘柄への空売り次第では買い戻しで指数を押し上げることになるのだろう。
ちょうど月末の売りや月初の買い、その他市場に影響のあるイベントなどが一段落するところで、業績見合いでの売り買いなどから少しは相場も落ち着きを示しそうだ。指数としては上がれば売られ、下がれば買われるというように方向感に乏しい展開となるのだろうし、買われすぎ銘柄の戻り売り、売られすぎ銘柄の押し目買いなどが見られるのではないかと思う。個々の銘柄の業績動向なども気にするようなところでもあり、まちまちの動きとなりそうだ。
今週は月曜日は主要コンビニエンスストア売上高や首都圏マンション販売、月例報告などが発表され、火曜日は食品スーパー売上高が発表される。水曜日は日銀の金融政策決定会合の議事要旨や全国スーパー売上高が発表になり、木曜日は全国百貨店売上高が発表される。金曜日は全国消費者物価指数(CPI)や企業向けサービス価格指数が発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
小さな保ち合いを下に放れ、今週は大きな保ち合いもさらに下に放れた形だ。移動平均線や基準線などからの乖離が大きくなっており、いったんは下げ渋りとなりそうで下値模索の保ち合いとなるのだろう。
予想レンジ 29,500ドル~30,500ドル
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・ナスダック指数
一気に下に放れての下値模索となっている。移動平均線や基準線からの乖離も大きくなっているが、戻りは鈍く安値圏での保ち合いと考える。
予想レンジ 10,500pt~11,000pt
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・日経平均
下値を試す動きとなったが、下ヒゲ線で出来高もできており、いったん底入れとなったのではないかと思う。遅行スパンがローソク足の底値の日柄と値幅に応答しており、底堅さは見られそうだ。
予想レンジ 25,500円~26,800円
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・TOPIX
遅行スパンがローソク足の底値の日柄と値幅に応答しており、いったん底入れとなったのではないかと思われる。日々線も雲のねじれの日柄にあり、戻りを試す展開が期待される。
予想レンジ 1,820円~1,890円
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・ドル円
高値圏での波乱相場となっているが上がれば売られ、下がれば買われるということなのだろう。移動平均線や基準線からの乖離が大きく、上値は重くなりそうだ。
予想レンジ 133.0円~136.0円
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・米国10年国債利回り
いったん高値を付けたということなのだと思うが、S点を下値とした保ち合いとなるのだろう。
予想レンジ 3.20%~3.50%
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・今週の相場見通し
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