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株式市場、先物・オプション市場

 今度は27,000円の攻防か!? 再度買える材料がないから買われるということにはならないだろう!!

2022-04-07
 おはようございます。
 
 今朝は幾分暖かい朝となって、また一歩春らしくなってきた。昨日は桜吹雪もみられたが株式市場も再度波乱の展開となっている。元々買える材料がないから空売りが積み上がり、買戻しで指数が押し上げられるという状況であったが、それが見直されているということだ。企業業績の向上も物価高などが押さえてしまいそうで、スタグフレーション懸念が強い中では株価の上場も期待しにくい。

 日本では金融緩和が続くということなのだが、いつまでも続けるわけにもいかないのだろうし、日銀保有のETF(上場投資信託)の行方も気になるところでもある。金融緩和継続でこれだけ売られるのであるから金融緩和が終了するとなると大混乱も必至ということなのだろう。いつまでも低金利ということでもないのだろうから、まだまだ波乱も多い年ということだ。
 
27,000円の攻防ということになりそうだ。売り急ぐ動きがどこで止まるかということなのだが、少なくとも買い急ぐ材料はなく、空売りが積み上がっている銘柄の買戻しでどこまで指数が支えられるかということになる。ディフェンシブ銘柄などで指数が下げ渋るかどうかも注目だが、まずは27,000円までの下落はありそうだ。
 
米国株、特にナスダック指数が大きく下落したことから本日の日本市場もハイテク銘柄などを中心に手仕舞い売りに押される展開となりそうだ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が一時27,000円を割り込むという水準まで売られており、買われすぎ銘柄を中心に買い戻し一巡となったものから売られるということなのだろう。
 
米国では景気が良ければ金融引き締めということであり、いずれにしても買われすぎ銘柄が再度買われる過ぎまで買われるということにはなりそうもない。日本でも同様に目先の需給で買われただけという銘柄は買戻し一巡から売り直されることになるのだろう。
 
空売りが積み上がっていれば底堅さがみられるが戻らないことには下向きにスパイラル的に売られるということもありそうだ。日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)が急騰しなければプットオプションの買いなども検討してもいいだろう。ボラティリティーが上昇するようであればコール売り、またはプット売り、先物売りで対処したい。
 
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