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株式市場、先物・オプション市場

 配当落ちは埋めそうな感じだが・・・ 最終的には28,000円を超えると買われないだろう!!

2022-03-30
 おはようございます。
 
 今日は曇り空となっているが、ウクライナの春も近いのではないかと期待する。株式市場もウクライナの停戦協議を好感して買われたという説明がなされている。ただ、本当のところは日本株も米国株もインフレ懸念が薄れたから買われているということではなく、買い材料がないから空売りが増えて、買戻しで上昇しているということだろう。

 昨晩の米国株高も個別の材料で大きく上昇しているものが多く、インフレ懸念が薄れたということでもない。ウクライナの戦争が終わっても中国の景気鈍化、ロシアの経済制裁の行方、そしてインフレが終息するということでもないし、再度金融緩和に向かうということでもない。結局は、何も変わらないということであり、昨年9月のような展開も警戒しておくと良いと思う。
 
28,000円の攻防かと思われたが、配当落ちを埋めるような勢いになっている。28,500円台は今回の調整の下落の始まりの水準で滞留期間が長く、28,000円台では上値も重くなると思う。上値が重くなると一気に27,000円程度までの下落もあると思う。
 
米国株が大幅高、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も大きく上昇していることから、本日の日本市場は買い先行となりそうだ。配当権利落ち日だが、配当落ち分を埋めるような展開になりそうだ。一方で配当落ち分を埋めるような展開になれば、手仕舞い売りも嵩むものと思われ、寄り付きからの買いが一巡となった後もさらに買い急ぐ動きが出るかどうかということになる。
 
さすがに買われ過ぎ感が強まっているが、米国株高などが好感されている。インフレ懸念が薄れたということで買われたとしているが米国株高もあくまでも目先の需給と個別の材料という感じでもあり、上値は重くなるだろう。円安を好感する動きもここからは円安懸念ということになりそうだ。
 
日銀の金融緩和継続ということで買われている面もあるが、金融緩和が終了できないということはそれだけ業績が良くないということでもあり、買われすぎ銘柄はさらに買われ過ぎ感が強まるということになる。インフレ対応も難しいので、ここはやはり下落に対応して行くということで良いのだろう。
 
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