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株式市場、先物・オプション市場

 目先の需給だけだと思うが・・・ 異様に強いなぁ、いつものことではあるが想定以上の戻りを想定しなければならないのか!?

2022-03-22
 おはようございます。
 
 本日は東京でも雪が降るということで昨年と同じように桜と雪の同居となりそうだ。明日さ寒さも彼岸までとこの後は暖かくなるのだろうが、戻り歩調となっている株式市場もこのまま上昇となるのかどうかというところだ。2年前、4年前のこの時期からは戻り相場と思われたものが本格的な上昇相場となったが、今年はウクライナ情勢だけでなく、大きなお金の流れに変化が見られそうだ。

 目先的には買い材料がないから空売りが積み上がるという状況で上昇しているが、米国で景気よりインフレ退治ということがはっきりとしたことで「ゴルディロックスバブル」の崩壊が決まった。米国でも今後は金利の上昇だけでなくFRBの試算縮小で株式市場への影響も懸念されるし、日本では金融緩和の終了が取り沙汰されると日銀のETFの売りが取り沙汰されると思う。まだ早いからもしれないが、今からETFの処分の事を考えておいてもいいだろう。自社株買いだけでは日銀の保有分の処理は無理だと思われる。現状では日本ではインフレよりも景気が優先されているが、どこかで金融緩和は終了するのだから、早めに考えておいても良いと思う。日銀の金融政策決定会合の度に「今度は・・・」ということになるのだろう。
 
27,000円まで上昇となると思っていなかったが、どうやら抜けてきそうな勢いだ。さすがに75日移動平均線や雲を一気に抜けるということにはならず、27,000円を超えると売られるということなのだろうが、日経平均に影響の大きな銘柄などに空売りが積み上がれば、買戻しを急ぐ動きや配当取りの先物買いが先行する形で指数を押し上げることもありそうだ。
 
3連休中に米国株は特に大きな変化はなく、ウクライナ情勢はますます厳しくなったが株価は高く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が上昇していることから本日の日本市場も買い先行となりそうだ。特に買い上がる材料がないので、空売りが積み上がったものから買われるということでもあり、戻り売りに押されるものも多くなりそうだ。買い材料がないから空売りが積み上がり、空売りが積み上がると買戻しで買われるということなので、目先の需給次第ということなのだと思う。
 
お金の流れが大きく変わったということではなく、金融引き締め方向に舵取りをすることになるだろう。日本でもインフレ懸念が強まっており、さらにインフレ懸念が強まると株式市場への影響も出て来ると思うし、金融緩和の終了が取り沙汰されることになるだろう。・
 
米国では金融緩和の終了でも金利上昇だけで済むが、日本の場合は日銀保有のETF(上場投資信託)の処分の問題もあり、まだまだ先の話かもしれないが、どのように着地させるのかが今後は取り沙汰され、市場の波乱要因となって来ると思う。上値の重い展開は続くと思われ、買戻し一巡となったものから売り直されると思う。
 
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