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株式市場、先物・オプション市場

 26,500円は超えると思うが・・・ 落ち着きのない相場が続く!?

2022-03-03
 おはようございます。
 
 日の出がますます早くなった感じだ。少しずつ暖かくなっているということなのだろう。株式市場はウクライナ情勢に米国の利上げ、期末要因での持高調整などがあり、まだまだ波乱となりそうだ。少なくともここから一気に買い上がるというほどの材料もなく、ウクライナでの紛争が終わっても対ロシアの制裁の影響は変わらないだろうし、インフレがさらに昂進する可能性が高い。早期の戦争終結が望まれるが、中国も巻き込んだ経済性戦争が本格的になるかもしれない。

 いずれにしても世界経済にとっても試練の場ということなのだろうし、少なくともこれまでの米国での「ゴルディロックス相場」は終焉したということだ。ここから先企業業績がどれだけ伸びていくのかインフレは必ずしも悪いことでもないのだから、インフレと企業業績、そして金融政策を見ながらの相場ということになるのだろう。いったんはスタグフレーション懸念から調整が続くと思うし、日本市場でも来期の業績見通しが見えて来るまでは買えない状況が続くのだろう。引き続き銀行株も含めた割安銘柄に注目だ。
 
日経平均はまだまだ下がれば買われ、上がれば売られるということで保ち合い継続ということなのだろう。米国株式市場に連れて買い先行で始まって今度は保ち合いの上値を試すことになるのだろうが、まずは26,500円を抜け、今度は26,500円台固めとなるのか、27,000円まで戻すのかということになる。現状では27,000円水準が上値という認識で26,500円~27,000円を中心とした保ち合いと考えられる。
 
米国株が大幅高となったことで本日の日本市場は反発が期待される。毎日ウクライナ情勢で右往左往する展開が続いているがまだまだ波乱含みということだろう。業績面で割安感が出ている銘柄は底堅さがみられるのだろうし、買われ過ぎ銘柄は戻りを試す動きとなっても空売りが積み上がらないと上値も重いということだろう。
 
そろそろ期末や来週の先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を意識しての混乱もありそうだ。昨日引け後に発表されたファーストリテイリングの国内月次売上高は芳しくなく、売り直されるという可能性もあり、こうした買われすぎ銘柄の売りに押される展開が続くと思われる。
 
日経平均は本日は戻りを試すことになるのだろうが、引き続き上がれば売り、下がれば買いということで良いと思う。当面は26,500円~27,000円を中心とした保ち合いと想定、さらに上下500円程度の余裕を見て、27,000円から上はコール売り、プット買い、26,500円から下はコール買い、プット売りという戦略で対処したい。
 
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