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 米国株は休みだが・・・ 下値を試す展開に!26,500円が目途となる!?

2022-02-22
 おはようございます。
 
 季節の変わり目で冬将軍の最後のあがきという感じで北海道などでは猛吹雪となっているようだ。ウクライナを巡っての情勢も予断を許せず、株式市場は混乱となっている。これだけ世界が狭く、緊密になっている時代には「遠くの戦争は買い」というような対岸の火事を見るような状況は考え難く、世界大戦のようなこともないのだろうが、紛争リスクが長引き経済への影響が出ることもあるだろう。

 地政学リスクも金融不安ではないが、欧州の銀行が対ロシアへの制裁などで不安に陥ると、株式市場、金融市場はさらに混乱することになる。いずれにしてもウクライナ問題はインフレを伴うので、金融緩和を進めるわけにもいかないのだろうから、少なくとも世界的に買われすぎ、金余りという状況からは大きく変化することになるのだろう。ただ、あくまでもウクライナ問題はきっかけに過ぎず、ウクライナ問題が解決しても金融緩和の終了での混乱は続くということだ。
 
27,000円が上値というような雰囲気になってきそうだ。27,000円を割り込むと売り難いという雰囲気が継続するのかどうかだが、いったんは26,500円前後までの下落となりそうだ。26,500円~26,800円水準が下値目途となるが、瞬間的には26,000円前後までの下落もあるのかもしれない。
 
米国市場は休場となったが、欧州株は軒並み安く、引き続き世界的なインフレとウクライナを巡っての紛争懸念からリスク回避の流れは変わらない状況だ。夜間取引の日経平均先物も29,500円を割り込む水準まで売られており、本日の日本市場も売り先行となって下値を試す動きとなりそうだ。昨日の相場で上値の重さが確認されたこと、割高銘柄の修正安が続いていることなども確認され下値模索継続ということになる。
 
保ち合いの下限という見方も捨てきれず、これまでの想定を変える必要はないと思う。26,500円を割り込むという状況ではミニ先物でのヘッジ売りも有効ではないかと思う。日経平均が26,500円を割り込むと224,000円まで節目らしい節目がないが、逆に言えば23,000円までは下がり難いということであり、23,000円のプットを売り、ミニ先物を売るということで良いと思う。
 
下落に対しての恐怖感がどこまで増すかということが注目され、日経平均のインバース型のETF(上場投資信託)が買われたり、日経平均レバレッジなどに空売りが増えると逆に下げ渋りとなるのだろう。低PER銘柄の買いと日経平均レバレッジの空売りが増えるかどうかが下げ止まるかどうかの試金石となるのだろう。
 
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