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 上値の重さを嫌気して売り直されるのか!? 買われ過ぎ銘柄は買えないと思うし、買いたくない!!

2022-02-17
 おはようございます。
 
 今朝はいい天気だがまだ雷注意報が出ている。何となく変な天候であり、さらに本日は満月ということなので、株式市場の変化もみられるかもしれない。米国株式市場も落ち着いた形ではあるが、バブルが崩壊したということには違いないだろう。ここから一気に高値を試すということはないのだろうから、個々の銘柄をみても少なくとも日柄調整、へたをするとさらに大きな値幅の調整があるのではないかと思う。

 目先的な動きとしては右往左往しているが、少し先を考え、足元の状況を考えると日本でもインフレに対しての金融政策が必要になるのだと思う。実際に食品の価格などが上昇していることもあり、ガソリン価格の上昇などがいろいろなところで値上げにつながっているものと思う。ウクライナ問題も直接の軍事行動が懸念されるというよりはウクライナ懸念での石油などの上昇につながり、さらに物価上昇が進む要因となり、そして金融緩和の終了を急ぐ動きになるということだ。米国の現状のインフレ率だった頃の米国の10年国債利回りは13~14%であり、フェデラルファンドレートも同様に13~14%程度だったことを考えると、現在の金利がとてつもなく低いことがわかる。日本でのスタグフレーション懸念が取り沙汰されるのではないかと危惧する。
 
昨日も27,500円を付けなかったということで改めて上値の重さが意識された形となっている。引き続き27,000円~27,500円の保ち合いを意識した動きになるのだろうし、上値を買い上がるだけの材料にも乏しい感じだ。買われすぎ銘柄が売られ、売られすぎ銘柄が買われる状況には変わりなく、目先の需給次第だが上値の重い展開が続くのだろう。
 
本日も夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が比較的堅調となったことから買い先行となりそうだ。ただ、27,500円の節目を意識して手仕舞い売りが嵩むと買戻し一巡となったものから売り直されることになりそうだ。空売りがどれだけ積み上がっているかで個別の株価に反応することになりそうだ。積極的に買い上がる材料もなく、上値が重くなると懸念材料もまだまだ多いので売り急ぐということもありそうだ。買われすぎ銘柄は冴えない動きとなるのだろうし、割安銘柄は底堅さがみられるのではないかと思う。
 
目先的に大きく右往左往している日経平均だが、保ち合い相場が続いているということで良いと思う。戦略は全く変わらず、27,500円から上は売りでコール売り、プット買いを考え、27,000円から下は買いということでコール買い、プット売りを考えるということでいいだろう。、
 
日経平均はまだまだ右往左往することになるのだろうが米国で金融緩和の終了が進んでいること、日本でもインフレとなっているということを前提に戦略を考えていいだろう。少なくとも買われすぎ銘柄が再度買われる過ぎるということはなさそうで、上値は重いということで良いと思う。
 
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