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株式市場、先物・オプション市場

 29,000円は超えないと思ったが・・・ 意外に強い・・・

2021-12-16
 おはようございます。
 
 昨日の日中は陽に当たっていると暖かかったが、今日も日中は暖かそうだ。株式市場も米国での利上げの時期が早まるということだが、市場では嫌気することもなく、買戻しが進んで指数は大幅高となった。空売りが積み上がっていた銘柄ほど買われたという感じでもあり、ここからが問題ということになる。2016年の米大統領選挙の後に利上げのなかで株が大きく上昇したが、その再来を期待する向きもあるのかもしれない。

 結局はインフレと企業業績のどちらが進むかということなのだが、株式市場では資金が流出するのかどうかということになる。利上げの影響での信用収縮が懸念されると今度は大きく下落することになると思う。ちょうど利上げが取り沙汰されて大きく売られた2015年夏の暴落や2018年末の大暴落も頭にいれておいた方が良いだろう。米クワドルプルウィッチングが終わったあとの方向をしっかりと見極め、お金の流れを見極めることが重要だ。
 
28,500円を割り込むと売られず、抜けると買われずという雰囲気だ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が上値の節目とみられる28,800円まで戻しているが、29,000円まで到達はしないという感じだ。空売りが積み上がるかどうかということなのだろうが、買戻し一巡後は手仕舞い売りに押されることになりそうだ。まだまだ28,000円台での保ち合い継続ということだろう。
 
米国株が大幅高となり夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇したことから、本日の日本市場は買い先行となりそうだ。ただ、米国株高もある程度織り込んで昨日もしっかりとした動きだったと考えればまだまだ上値は重いということになるのだろう。日本でも金融緩和の終了が示されれば買い戻しよりは金利上昇懸念が強まるのではないかと思う。
 
米国株が大幅高となったが、金融緩和の終了での調整が終わったということではなく終わりの始まりということなのだろう。いったん買戻しが入った後に売り直されるのかどうかということになる。株式市場から資金が流出するのかどうかをしっかりと見極める必要があるだろう。
 
日本では金融緩和の終了が取り沙汰されるかどうか、そしてIPOラッシュの影響はどうかということになる。借金の多い企業などは影響はあると思うので、米国株高に浮かれることなく、慎重に見てもいいだろう。上値の重い展開を予想する。
 
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