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株式市場、先物・オプション市場

 今度はまた28,500円の攻防か!? 調整感が強まればさらに大きく下落も!?

2021-12-14
 おはようございます。
 
 外はいい天気なのだが、本日は最高気温が8度ということで真冬の寒さとなっている。北海道ではホワイトアウトいうことで全く先が見えない状況らしい。株式市場も米国株、特にナスダック指数が大幅下落となり、FOMC(公開市場委員会)を控えて先が見えないということでの手仕舞い売りに押されている。米国の金融政策に振り回される必要もないが、お金の流れという意味ではかなり重要で、金融緩和の終了が早まるのかどうかしっかりと見極める必要はあるだろう。

 目先的な需給で言えば、日本市場ではIPOラッシュとなっており、ゲーム感覚で株式を売り買いするような参加者にとってはかなり盛り上がるのではないかと思う。IPOに絡む換金売りで売られるもの、逆に売られたところからの反発に期待するものなどで盛り上がれば株式市場にとってはプラスになるが、塩漬けが増えるということでは金融引き締めと同じ効果となってしまうので、注意が必要だ。
 
上値は節目まで届かないところで押さえられた形だが、やはり買い上がるというような雰囲気ではない。空売りが積み上がった銘柄は買戻しも入るのだろうが、年末を意識しての手仕舞い売りに押されて今度は下値の節目を試す動きになるのだろう。当面は28,500円前後で一進一退の動きとなりそうだ。
 
米国株が軟調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。積極的に買い上がる材料も見当たらないなかで米FOMC(公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合を控えて、持高調整の売り買いが中心となりそうで上がれば売り、下がれば買いということなのだろう。ただ、買われすぎ銘柄の買戻し一巡後は再度下値を試す動きとなり、指数を下押す要因となるのだろう。
 
米クワドルプルウィッチングも話題になり始めてきたが、日本市場と違い個別株のオプションに個人投機家の資金が入っているケースが多く波乱要因となりそうだ。FOMC(公開市場委員会)の結果に過剰反応となることもあると思われるので、米国の過剰反応にあまり過剰に反応しない方が良いと思う。
 
日本市場はまだまだ保ち合いの範疇ということであり、日銀が金融緩和の終了に言及するようなことがあれば大きく下落するということだと思う。当面は上値は重いなかでの持高調整ということで指数は右往左往しながらも保ち合いということなのだと思う。
 
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