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 日経平均のSQ値算定後に売られるのか!? 新生銀行は全く影響はない!!

2021-09-10
 おはようございます。
 
 今朝は晴れるのではないかと期待したが、相変わらずぐずついた空模様となっている。株式市場も指数を見ていると堅調なのだが、日米ともに上値の重いものが目立っている。指数は上値追いというような感じに見えるが、米国でも日本でも目先的な買われすぎからの調整となっており、個々の銘柄を見ると既に調整感が出ている。いずれにしても日柄調整となるか、値幅調整となるかということだろう。

 指数先行の相場ということで本日のSQ(特別清算指数)算出後の動きが注目される。9月の決算月、そして日経平均の銘柄入れ替えの問題があり、現物売り、先物買いの動きが活発になると思う。そしてその流れのなかで買いが先行するか、売りが先行するかで相場の方向感が決まるということになりそうだ。新生銀行のTOBの話も出ているが日経平均採用銘柄でもウェイトがかなり低く、先日のスカパーJHDが日経平均から除外されても全く影響がなかったように、本日のSQや今後の日経平均の動きにも影響はない。ただ、除外されるということになると、新たに採用される銘柄のウェイトは恐らく、高いと思われるので日経平均売りの材料となる。

引き続き3万円をキープできるかどうかということになりそうだ。当面は3万円前後が上値ということで29,500円あたりの節目を試すことになりそうだ。日経平均の入れ替えの問題もあり、日経平均売り、TOPIX買いの動きもあると思う。
 
米国株が軟調となったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が買われており、先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出も買いではないかと言われていることから、買い先行となるのではないかと思われる。ただ、積極的に上値を買い上がる材料もなく、週末の手仕舞い売りにおされる場面も多いのではないかと思う。日経平均の銘柄入れ替えや配当分を先取りする動きなどもあり、買戻し一巡となったものから売られるということになるのだと思う。
 
先物・オプションSQ(特別清算指数)算出は若干買いが多いのではないかと言われているが、日経平均のSQが決まったあとの動きが注目される。新生銀行のTOB(株式公開買い付け)は日経平均に占めるウェイトがかなり低い(0.017%)ので特に影響はないと見て良いだろう。
 
先物の戦略として3万円より上は売りたいということで良いと思うのだが、コール売りが正解のような気がする。ボラティリティーの上昇もあり、コールの売り場と考えて良いと思う。特に現物のポジションを抱えているという向きはコール売りで良いだろう。また、引き続きTOPIX買い、日経平均売りの戦略も有効と考える。
 
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