主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 27,800円を超えられるか!? 堅調な展開を期待!!

2021-08-30
 おはようございます。
 
 蝉の声もなく、秋の気配を感じさせる朝となった。今日から学校が始まる子供もいるようだが、株式市場も実質的に今日から9月相場となる。9月と言えば、911のテロやリーマンショック、2015年の大暴落などが思い起こされるが今年は平穏無事に過ぎて欲しいものだ。とりあえずは月末の売りには警戒が必要だと思うが、月末の売り、月初の買いとセットで考えれば「いつものこと」として対処できるだろう。

 今週は米国の主要な経済指標、中国のPMIなど波乱のきっかけとなる可能性がある指標の発表もあり、特に最近は中国経済の話題が少ないことなども逆にちょっとしたきっかけになる可能性もありそうだ。大きな動き、方向感が見えていない相場だけにいったん方向感がみられると一気に動くということもありそうだ。さらに日経平均の採用銘柄入れ替えの発表などがあると波乱となる可能性もある。地政学リスクも含めて「リスク」を整理してみても良いと思う。

27,500円~27,800円での保ち合いとなりそうだ。この水準を抜ければ上値は28,000円、下値は27,000円あたりまでの上昇、下落となると思う。積極的に買い上がる動きが見られないことや指数に影響の大きな銘柄の値動きが悪いことを考えると27,800円を超える場面があっても結局は27,800あたりで上値を押さえられるような感じではないかと思う。
 
週末の米国株が高く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから買い先行となりそうだ。ただ、月末の売り懸念もあり、戻りの鈍いものから売られるということで上値の重い展開となりそうだ。上値の重さが嫌気され、月末の売り懸念から売り急ぐ場面もあるかもしれない。
 
ただ、日経平均は既に調整が続いており、特にファーストリテイリングやソフトバンクGの下落が止まらないことには再度日経平均が高値を試すことにはならないだろう。目先的には月末売り、月初買いのアノマリーが気になるところでもあり、結局は方向感に乏しいことになりそうだ。
 
当面上値の重い展開が続くと想定しておいて良いと思う。ここから上昇するところではコール売りを考えて良いだろう。現物ポジションが多い向きはコール売り、プット買いなども考えてみても良いと思うし、ストラングルの売りを考える場合でもいったんコール売りを先行させるという手もありそうだ。
 
詳しくは無料メルマガをご覧ください。
 → https://s-pyxis.com