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 買い先行も今日も上値は重いか!?  買戻し一巡後から冴えない展開に!?

2021-05-10
 おはようございます。
 
 今朝も天気が良く、鳥のさえずりも喧しく感じるような穏やかな朝だ。株式市場も米国株は本来であれば悪いニュースも悪いと反応しないような展開で、日本市場も特に材料に反応するということでもなく、金余り相場となっている。金余りがまだまだ続き、株式市場から資金が流出するという懸念が薄れてもおり、まさにバブルというような雰囲気となっている。
 
 何度もこのコラムでも述べているがバブルというものはバブルのさなかは全くバブルと思わず、いつまでも株価も上昇するという妄想に捉えられているケースが多い。バブルでなくても終わってみると「なんであんなところで買ったのだろうか」というところで買っているケースなどもあるので、高値を更新しているときなどは特に「高値掴み」とならないように慎重な投資を心掛けるといいだろう。そして、高値にあるということで一番気を付けなければならないのは塩漬けにしないということだ。
 
29,200円という節目は抜けているのだが、ここからさらに29,500円を超えて買い上がるのは厳しいだろう。上値の重さが確認されると再度下値の節目である28,800円水準まで調整となるのだろう。指数に影響の大きな銘柄次第ということだが、目先の需給意外に指数に影響の大きな銘柄を買い上がる材料もなく、既に大きく買われすぎていることを考えるとまだまだ保ち合いが続くのだろう。
 
週末の米国市場が堅調となったこともあり、買い先行となりそうだが、引き続き上値の重い展開となりそうだ。好調な決算を発表しても既に大きく買われている銘柄も多く、好材料出尽くしということで売られており、上値を買い上がる要因に乏しく、上値の節目を意識して手仕舞い売りも嵩みそうだ。決算発表後に大きく売られた銘柄の底堅さがみられるかどうかということになりそうだ。
 
コールオプションの価格が安い気がする。日経平均VIの低下が続いているが、下落に対する懸念が薄れたというよりも高値圏での保ち合いが続く、狭い範囲の値動きが続くと見ている向きが多いということだろう。オプションSQ(特別清算指数)算出の週でもあり、いったん動き出すと意外に大きく動くこともありそうだ。
 
ボラティリティーが低下してきているのでオプションの買いを使った戦略が良いかもしれない。上がるとすれば、ここから大きく上昇するのだろうし、下がれば下値の節目までは一気に下落するということもありそうだ。保ち合い相場が続くということでの戦略が良いだろう。
 
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