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 月初の買い期待も上値は重い!? 買い一巡後には冴えない展開か!?

2021-05-06
 おはようございます。
 
 大型連休も終わったが天気はまるで梅雨の雰囲気だ。沖縄や奄美地方では梅雨入りということだが、日本もだんだん「雨季と乾季」というような状況になっている感じだ。いっこうに新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで株式市場も再開となるが、どこまで経済に影響があるのかを測ることになるのだろう。
 
 目先の需給に指数が振らされるという状況は変わらないのだろうし、投資というよりはゲーム感覚での参加者が多いことも今の相場の特徴で、いったん動き出すと大きな動きになることには違いないと思う。連休明け高、月初の買いが一巡となったとは再度調整ということになると思う。買われすぎ銘柄の修正安はまだまだ続き、セルインメイ(5月に株を売れ)ということも考えておいても良いと思う。
 
連休明け高、月初高が期待されるものの上値は重くなりそうだ。引き続き28,800円~29,200円を中心とした保ち合いとなるのだろう。シカゴ市場の日経平均先物が29,000円を超えており、買い先行となるのだろうが、まずは29,000円を超えるかどうかが注目される。
 
日本市場が連休中の米国市場はダウ平均は堅調、ナスダック指数は軟調ということで連休明けの日本市場は引き続き方向感に乏しい展開となりそうだ。米国では景気回復が期待されるものの、日本では新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかでワクチン接種も思うように進まず、景気回復の遅れも懸念され、中国などとの地政学リスクも取り沙汰されそうだ。個々の企業業績が大きく落ち込んでいるということでもなく、底堅さも見られそうで、当面は保ち合い相場が続くのだろう。
 
戦略としては保ち合い相場が続くという前提で良いと思う。28,800円から29,200円を中心として28,500円~29,500円程度の保ち合いが続き、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかでは上値の重さを嫌気して売られるということもありそうだ。
 
米国でVIX指数が上昇してきており、日経平均が買われる場面ではプット買いが有効ではないかと思う。既にプットを買っているという向きであれば、さらにコール売りを仕掛けるという手もあるだろう。ただ、株式を保有していない場合などは改めてコールを売る必要はないだろう。既にコールを売っているという向きは6月限月に乗り換えれば良いと思う。
 
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