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 月初の買いで29,000円台回復は期待されるが・・・ どこまで戻すか!?

2021-03-01
 おはようございます。

 夜明けもだいぶ早くなって、本日から3月、春本番となってくる。株式市場は逆に調整感が強まって「三寒四温」ということでもなく「節分天井、彼岸底」に向かっているような気もするが、本日は少なくとも先週末の暴落の反動が期待される。日銀のETF(上場投資信託)買いもどうなるかと思ったが、先週末にはしっかりと501億円の買い入れもあり、少し安心ということだろう。

 日経平均が高値圏にあるので、日銀のETF買いはかなり利益が出ているのではないかと思うが、日銀のETF買いも一つの投資のヒントになるのではないかと思う。常日頃から「お金が無尽蔵にあるのであれば、株式投資も絶対に失敗しない」という典型例でもあり、「ドルコスト平均法」を実践しているとも言える。「長期、積立、インデックス」というのが投資の初歩であり、基本であるので、日銀のETF買いは長期投資としては理にかなっているといえるだろう。引き続き買いが期待される。

今度は売りが売りを呼ぶ展開となっているが、買戻しからの反発が期待される。節目とみられる29,500円を超えて来るのかどうかということになるのだが、逆に28,800円あたりの下値目途を試すこともありそうだ。当面は28,800円から29,500円あたりでの保ち合いとなる可能性もある。

カギ足で11月の買いシグナルの後、初めて日経平均とTOPIXが売りシグナルとなった。当面調整となるということなので、買いシグナル銘柄も少なく、底堅さがみられるものから買われるということになりそうだ。ここでは小型銘柄が個別に買われるということになりそうだ。

指数は戻りを試す動きになりそうだが、下落相場が続くという懸念もあるので下落へのヘッジをするところだと思う。ただ、急反発という可能性もあり、VIX指数の上昇もあるので、単純なプット売りというよりはカバードコール、あるいはカラー取引などの方が有効だろう。

これまでの25,000円を割らない、30,500円を超えない、場合に利益になるというポジションは引き続き保有でいいだろう。急反発となってもまずは29,500円を超えるのかどうか、そしてその上も30,200円や30,500円が節目ということで上値も重いだろう。逆に急落が続くということでも、まずは28,800円水準、そして27,500円水準という節目があり、25,000円まで下がることはないと思う。