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 30,000円の攻防から戻りはどこまで!? ファーストリテイリングとソフトバンク、東京エレクトロン次第か!?

2021-02-25
 おはようございます。

 季節の変わり目は体調を崩すということが言われるが、ここのところの寒暖の差を見ているとよくわかる。株式市場も降れば土砂降りではないが、下落となると大きく下落し、上昇となると大きく上昇するということで一方向に動きやすくなっている。米国でダウ平均が大きく反発となったことから、本日の日本市場も大幅な反発も期待され、動いた方に大きく動くという相場が続いているということだろう。

 証券会社の売買手数料が無料となったり、売買コストが大きく低下したことで、単純に「動いた方につく」というようなやり方がまかり通るようになっている。利益が出ればそれでいいのかもしれないがまさに株式市場のカジノ化が進展しているということだろう。加えて世界的な金余りであり、さらにお金の使い道がないということでまだまだこうした乱高下相場が続くということなのだろう。当面「動いた方につく」ということで利益がでるのかもしれないが、逆に売られすぎる銘柄もあるわけで、そうした売られすぎ銘柄をじっくりと仕込むことが将来につながると思う。

今度は反発での30,000円の攻防となりそうだ。月末接近ということでの持高調整の売り買いも多く、配当落ち銘柄の動向も注目される。昨日の下げ分を取り戻せるかどうかだが、30,200円や30,500円というところが上値めどとして意識されると思う。下値は当面は29,800円や29,500円、そしてその水準を割り込むと29,000円あたりまでの下落となるのだろう。

米国株が反発となったことで買戻しが先行となりそうだ。空売りが積み上がっている銘柄から買われるということになりそうだ。小型銘柄の反発も期待され、底堅さがみられるものも買い直しの動きが出て来るだろう。

米国でのVIX指数の上昇が長続きせず、日本でも日経平均VIは高止まりしているものの大きく上昇するということでもない。当面は乱高下もあるのだろうが、上値は重く、底堅くということでの保ち合いが続くということだろう。

保ち合いの範囲をどう見るかということになりそうだが、当面は30,000円を挟んでの動きになるか、本日の反発も30,000円を超えたら売られるということになるのかが注目される。当面は下向きの力が強い保ち合いという感じだ。