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株式市場、先物・オプション市場

 上値の重さを嫌気するのか!? 一気に高値更新か!?

2021-02-08
 おはようございます。
 
 昨日の日中は暖かかったが、今朝はまだまだ冬の寒さという感じだ。株式市場は米国株式市場ではナスダック指数やS&P500指数が最高値を更新、ダウ平均もあと一歩というところまで上昇となっている。日本市場でもTOPIXが昨年来高値を更新するなど、緊急事態宣言の中での株高となっている。
 
 まさに「不景気の株高」ということだが、金融緩和と経済対策に支えられた相場ということであり、独り歩きできるような景気の回復がみられるかどうかということが注目されることになるのだろう。足元の株価を見ていると「行けるところまで行く」という雰囲気でもあり、業績面から買われすぎている銘柄などは注意しておくに越したことはないと思う。恐慌になるとか大暴落があるというよりは「ゆでガエル」になることが一番怖いと思う。
 
28,800円の上値を試す動きとなっている。28,800円を超えると29,000円前後まで上昇となるのだろうが、上値は重いと思う。29,000円を超えると一気に29,200円程度までの上昇となるのだろうが、いったん上値の重さを嫌気して売られると逆に28,200円や28,000円というところまでの調整は見られるのではないかと思う。
 
本日の投資戦略
 
注目された先週末の米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びは予想を下回ったものの失業率は予想以上に低下するということで、雇用への不安は拭えないという状況だ。景気への不安が根強いことで、逆に経済対策への期待が高まるという状況であり、株式市場も上値は重くなるのではないかと思う。
 
日本市場でも買われすぎの状態が続いており、米国で話題になっているロビンフッダーだらけというような状況だ。米国で改めて問題となっているが、日本では数年前から「上がるから買う、下がるから売る」というだけの市場だといえるだろう。ただ、最終的には業績見合いになってくるのだから、買われすぎよりは売られすぎの銘柄に分があると思う。
 
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